グアナファト州:トランプが羨む「自動車の工場」

グアナファト州はまさに「巨大な自動車工場」である。47の工業団地と6,000ヘクタールの生産用地を持ち、22万人の労働者が働き、日本、ドイツ、アメリカの自動車を生産している。 ここで生産されている車種は、トヨタのピックアップトラック「タコマ」。 ゼネラルモーターズのピックアップトラック「シルバラード」および「シエラ」。 マツダ3およびマツダCX30。 そしてホンダのピックアップトラック「HR-V」とホンダ「フィット」。 2024年の年間生産台数は89万6千台に達し、グアナファト州はメキシコ最大の自動車生産州となっている。 例えば、シラオにあるゼネラル・モーターズの工場では、1分間に1台のピックアップトラックを生産している。 サラマンカのマツダ工場では1時間に60台の自動車を生産している。 グアナファト州は、アグアス・カリエンテス州やサン・ルイス・ポトシ州と連携し、ラテンアメリカ最大の自動車産業クラスターを形成している。この地域は、ドナルド・トランプ大統領の関税政策によって大きな影響を受けるだろう。 グアナフアト州の自動車工場は22万人の直接雇用を生み出している。 現在、同州ではピックアップトラック、ファミリーバン、高級車、貨物トラックなど、世界基準の自動車9車種が製造されており、主に米国、カナダ、中南米へ輸出されている。 グアナファト州には、アパセオ・エル・グランデのトヨタ、サラマンカのマツダ、セラヤのホンダ、シラオのゼネラル・モーターズの4つの世界トップクラスの組立工場がある。また、日本の日野自動車の大型車工場がシラオにあり、フォルクスワーゲンのエンジン工場もシラオに立地している。そして、フォードの電気モーター工場はイラプアトにある。 グアナファト州には、自動車産業を支える440社の自動車部品メーカーがあり、州内46市町村のうち21市町村に分布している。 かつで世界初の自動車都市として知られた米国デトロイトでさえ、現在グアナファト州のような生産能力を持つには至っていない。