- 去る12月2日、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏がメキシコ新大統領に就任し、6年の任期をスタートさせた。
- アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏はタバスコ州の商人家族の出身で、UNAM(メキシコ国立自治大学)で政治社会学の学位を取得した。
- 長年にわたりPRI(制度的革命党)に所属し、アンドレス・マヌエル氏は要職に就いて国政に携わった。
- 1998年に左派政党PRD(民主革命党)に入党し、タバスコ州知事選に二度立候補した後、1996年にPRDの党首となる。
- 2000年7月2日にメキシコ市長に当選。2005年に大統領選に出馬するため市長を辞任するが落選。
- アンドレス・マヌエル氏は2012年7月1日に今度は左派複数政党の代表として再び大統領選に立候補するものの、PRIのエンリケ・ペニャ・ニエト候補に敗れる。
- 二度の敗戦後、新たな政党MORENA(国民再生運動)を結成し、民主主義の再生と汚職撲滅に焦点を当てたキャンペーンを展開する。
- 約100年間続いた二大政党PRIとPANの政権後、メキシコ人有権者は初めて左派政党へと票を投じた。MORENAは他政党に30ポイント以上の差をつけて勝利し、歴史的な選挙戦となった。