メキシコの「死者の日」は家族や友人たちが集い、故人への思いを馳せる伝統行事です。しかしユーモアあふれるメキシコ人達は、「死」というコンセプトさえも冗談の一つに変えてしまいます。
11月になると、まだ健在な有名人、親類、又は友人について、その人物の特徴や癖をうまく捉えながら、彼らがまるで死後の世界にいるようにユーモアを交えて面白おかしく短い詩にします
このような即興詩は「カラベリータス」と呼ばれています。
ココ・メキシコは日頃のご尽力に感謝の意を表し、伯耆田修総領事と水谷智春マツダ・メキシコ社長にカラベリータスを綴りました。
このメキシコの伝統行事を是非一緒にお楽しみください。
総領事:修
居住地:レオン
州:グアナファト
出身地:日本
伯耆田さんは死に微笑む
骨を見せつけながら
白いガイコツ:待て!
マツダに行くんじゃない!
サラマンカには入っちゃいけない
智春さんが待っている
車を作って帳簿をつけながら
正真正銘のメーカーだ
ガイコツさんよくお聞き
座ってこの二人を待つ方がいい
日本では8月に
アンタと「お盆」に行くだろう
死者の日と同じような
日が日本にもあるんだ
死者と生者が共に過ごす
ここの墓場と同じように
だから急がずに
水谷さんと伯耆田さんを待とう
すぐに死んでいく死者もいれば
噂だけの死者もいる
可愛いガイコツさんもうお行き
自分の墓に帰りなさい
気長に待って
そのうち日本へお行き