ココ・メキシコは、創刊9周年を迎え、バヒオ地域で唯一のスペイン語と日本語のバイリンガルメディアとして、メキシコと日本の文化的・ビジネス的な絆を強化する役割を果たしています。 2016年の創刊以来、ココ・メキシコは日本からの投資、文化、教育、観光、産業に関する情報発信の拠点として活動してきました。印刷版とデジタル版の両方で、両国のビジネスコミュニティをつなぎ、相互理解を促進することを目的としています。 この9年間で、同誌はグアナフアト州内の工業団地に拠点を置く数百社の企業に届けられ、日本企業とメキシコサプライヤーを結ぶ架け橋としての役目を担ってきました。 「9周年を迎えることは、私たちにとって大きな誇りと責任です。ココ・メキシコは架け橋となることを目指して創刊されました。今では、メキシコと日本の経済的・文化的対話に積極的に貢献できていることを嬉しく思います」と、同誌の編集長であるエウニセ・メンドサは述べています。 『勤勉・革新・相互尊重』という価値観を共有する、二国間の信頼・理解・機会を構築する上で、ココ・メキシコは創刊からほぼ10年、コミュニケーションが強力な手段となり得ることを実証してきました。
お盆と死者の日:亡き人を偲ぶ二つの道
メキシコと日本は、何千キロも離れていながら、どちらの国も死に対する深い精神性を共有しています。 お盆 •毎年8月(地域によって13日から16日)に行われます。 •この期間、ご先祖の霊が地上に戻り、家族のもとを訪れると信じられています。 •家は清められ、祭壇には花、線香、食べ物が供えられます。また、霊が道に迷わないように、ぼんぼり(提灯)が灯されます。 •最後には「灯籠流し」が行われ、海や川に灯籠を流して霊をあの世へと送り出します。 死者の日 •11月1日と2日に祝われ、先住民の信仰とカトリックが融合したお祭りです。 •家族は写真、ろうそく、パン、骸骨の砂糖菓子、そして故人の好物を供えた祭壇を飾ります。 •墓地はマリーゴールド(センパスチル)の花や音楽、家族の集いで賑わいます。 •お盆の厳かな雰囲気とは異なり、メキシコの死者の日は信仰と喜びが混ざり合う祝祭です。死は恐れるものではなく、夕食に招かれる客のように迎えられます。 類似点: 両国の伝統には深いつながりがあります。どちらも生者と死者の世界を結びつけ、供物や灯り(ろうそくや提灯)、食べ物を通じて霊を迎える儀式が行われます。また、家族や地域が共に集い、亡き人を偲ぶという「共同体の心」も共通しています。 相違点: 日本のお盆は静かで内省的な行事であり、敬意と沈黙の中で行われます。一方、メキシコの死者の日は色彩と音にあふれた祭りであり、追憶を家族全体の祝祭へと変える行事です。
スペイン語に正式に取り入れられた日本語の言葉をご紹介
スペイン王立アカデミー(RAE)は、日常的に使用される4つの日本語由来の言葉を、スペイン語辞典に正式に収録した。 日本文化の影響はスペイン語圏にも広がっており、その一例として以下の言葉が正式に認められています。 カラオケ 「カラオケ」は日本語に由来し、文字通り「空のオーケストラ」を意味する。バーや家族の集まり、イベントなどで「カラオケを歌う」という表現が一般的になっており、その人気を受けてRAEが辞書に加えることを決定した。 マンガ 「マンガ」は日本のコミックを指し、世界中で多くのファンを持つ文化現象。 「マンガを読む」という表現は、物語のジャンルやスタイルとして広く認知されている。 RAEは、スペイン語にこの種の特定のコミックを指す適切な言葉がなかったことから、「マンガ」の収録を決めた。 スシ 「スシ」は、酢飯と魚介類や野菜を使った日本の伝統的な料理の総称。RAEが採用した理由は、スシが日常の食文化に根付いており、現在では世界中で広く認知されている用語であるため。 ツナミ 「ツナミ」は、海底地震によって発生する巨大な波を意味する。スペイン語でもこの言葉採用され、自然現象を正確に表現する科学的な用語として使用されている。また、世界的に共通する現象を表す語として定着している。
レオンに公共のペット 専用動物病院が開設
レオンにペットのための公立動物病院が開設されました。最先端の設備と手頃な料金で、犬や猫などのペットの診療を行う施設です。 この病院の主な目的は、手の届く価格で、タイムリーかつ思いやりがある、質の高い獣医療サービスを提供することです。 主なサービス内容: 一般診療 外科手術 血液検査 避妊・去勢手術 火葬サービス レントゲン 集中治療 リハビリテーション療法 診療エリア: 入院エリア 救急処置室 診察室 里親譲渡エリア 検査室 手術室 火葬エリア 避妊・去勢専用手術室 所在地: サン・ニコラス大通り238 エル・ポトレロ地区 グアナファト州レオン市 診療時間: 年中無休・24時間体制 (月曜日から日曜日まで)
核なき世界
広島とメキシコとの友好関係と、核兵器廃絶に向けた共同の取り組みを記念する巨大な壁画が、10月に広島空港に描かれます。 描くのはメキシコの壁画家であるアドリー・デル・ロシオさんとカルロス・アルベルトGHさんの姉弟で、世界25カ国以上で作品を手がけてきた実績があります。 姉弟は広島・長崎の被爆者らの資料を読み、メキシコ在住の長崎被爆者である山下泰昭さん、広島被爆者である田中稔子さんの証言を聞いたうえで壁画の構想を練っています。9月下旬に広島に到着して制作を始め、空港の東側増築棟の壁2面にわたって計200平方メートル超の壁画を描きます。 昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)もこの企画に賛同し、壁画の構想で助言を行います。 企画を提案したのは、メキシコ人の父と日本人の母を持つグティエレス一郎さん、実さんの兄弟です。メキシコで育ち、20代から東京に住む一郎さんは、国際NGOピースボートの職員だった2008年、「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に参加しました。 メキシコ在住の実さんは、2021年の東京五輪で広島に滞在したメキシコ選手団の通訳を務めたほか、マツダメキシコ支社の社長通訳として勤務し、2014年に締結された広島県とメキシコ・グアナファト州の友好提携にも携わりました。 この企画は「核のない世界へ 広島メキシコ友好壁画」と銘打ち、クラウドファンディングとスポンサーシップを通じて支援を募っています。
英利アルフィヤ衆議院議員が日本女性のリーダーシップを体現
日本の外務大臣政務官である英利アルフィヤ議員が、リビア・デニス・ガルシア・ムニョス・レド州知事と共にグアナファト市を訪問しました。 この両国の政府代表者による会合は、メキシコと日本の関係強化を象徴するものです。 「日本女性のために大きなリーダーシップを発揮してきたアルフィヤ議員が率いる代表団をお迎えできることは、誇りです」と州知事は述べました。 アルフィヤ議員と州知事は、グアナファト市内を散策しながら、メキシコ建築の宝である「旧権力の館(Museo de los Poderes)」や「フアレス劇場(Teatro Juárez)」を訪れました。また、在レオン日本国総領事館の青山総領事も同行しました。 グアナファトでの散策中には、伝統的な「グアナファト学生音楽隊(エストゥディアンティーナ)」の音楽が響き渡りました。
日本とグアナフアト州の共同プロジェクトを推進
在日メキシコ大使メルバ·プリア氏とグアナフアト州政府の代表団との会合において、両者の協力によるさまざまな生産プロジェクトの展開可能性について協議が行われました。 検討された取り組みの中には、日本とグアナフアト州間の技術·イノベーション分野におけるスタートアップ支援の推進、さらに日本の著名なファッションフォーラムをモデルに、モロレオン、ウリアンガト、ユリリアの繊維企業を強化する構想が含まれています。農業分野における協力プログラムの導入についても提案されました。 これらのプロジェクトは現在、両者による共同分析の段階にあり、進捗状況に応じて、2026年からの実施開始が見込まれています。これは、経済的·社会的な発展機会を創出することを目的とした共同アジェンダの一環です。 グアナフアト州代表団、日本を後に グアナフアト州の代表団は、外務大臣政務官である英利アルフィヤ議員より歓迎レセプションに招待されました。政務官は日本政府を代表し、グアナフアト州政府による日系企業への支援と配慮に対して感謝の意を表しました。 「現在のように国際情勢が大きく変動している時代において、日本とメキシコの関係は非常に堅固であり、これまで以上に重要です」とアルフィヤ政務官は述べました。 一方、州知事は、自身の初の海外訪問先として日本を選んだことの重要性を強調し、同州と日本には、商業、文化、そして友好関係において幅広い結びつきがあり、その証として州内に2,000人以上の日本人が居住しているとして、このように述べました「私たちにとって今回の訪問は非常に実りあるものでした。多くの重要な会合を行いましたが、このレセプションでは日本の政治的な取り組みやビジョンに触れることができ、政務官にお会いできたことも大変光栄です。今後もあらゆる分野で、日本との友好関係をさらに深めていきたいと考えています」。
日系企業が現地サプライヤーを模索
リラクゼーション:贅沢ではなく、必要不可欠なもの
ミリアム·クリスティーナ·アルバレス·エルナンデス (ラ·サジェ大学バヒオ校、 社会·人文科学部 教員) 「休むのは墓場に行ってから」——、これは、私たちの文化の中でよく聞かれる言葉で、生きている間は一息つく暇さえないという考えを表しています。 マルチタスクが評価されるこの時代において、私たちは「何でも同時にこなす」ことが、実はそれほど効果的ではないと学びつつあります。では、この状況は私たちをどこまで追い込んでいるのでしょうか? 近年、日々の生活の中で「休憩を取ること」の重要性が語られるようになってきました。なぜなら、私たちはストレスや責任によって、身体的にも精神的にも疲弊していることに気づかないことがあるからです。 ストレスレベルが高いことは、身体的·精神的な健康に悪影響を及ぼすことが証明されています。体は、休息が必要だというサインを様々な形で送ってきます。頭痛、胃の不調、睡眠障害など、人それぞれに異なるかたちで現れます。まずは自分自身のサインに気づくことが大切です。 8月15日は「リラクゼーションの日」。この現代において、まさにふさわしい日です。これは、立ち止まり、自分自身を見つめ直す機会でもあります。 哲学者のハン·ビョンチョルは著書『Vita Contemplativa(瞑想的な生活)』の中で、「休息を大切にすることは、生産性を重視するシステムへの抵抗である」と述べています。静けさと穏やかさを日常の一部と捉えることは、贅沢ではなく「必要」なのです。自分自身に少しでも注意を向けること——それは、エネルギーを回復させ、身体と心を満たし、目的や意味を見出しながら、レジリエンス(回復力)を持って人生を歩んでいくための行為です。 運動、芸術活動、瞑想、祈り、静寂の時間、呼吸法、自然とのふれあい、新しいことを学ぶこと、家族や友人との絆を育むこと——これらはすべて、私たち自身と再びつながるための「オアシス」です。現代において、バランスの取れた生活には欠かせないものとなっています。 こうした「自分のための時間」を探し出すことは、私たち自身の健康と幸福に対する責任でもあります。真のウェルビーイング(心身の健康)のために、これは不可欠なのです。 だからこそ、あなた自身に「リラックスする時間」をプレゼントしてください。それは、あなたにとって本当に必要なことなのです。
「マツダ・ココロ」がメキシコの子供たちを支援
マツダ・サラマンカが新たに発表した社会貢献プログラム「Mazda Kokoro(マツダ・ココロ)」は、メキシコの子供たちの権利を守り、支援することを目的としている。 「マツダ・ココロ」の初年度には、15万9,954人の子供たちが恩恵を受け、これにより63万9,816世帯以上のメキシコ人家庭にポジティブな影響を与えることを目標としています。 このプログラムは、新車販売およびメンテナンスサービスに連動した寄付スキームです。 具体的には、2025年1月2日以降に新車を購入した場合、その車両を販売したディーラーがが100ペソを寄付し、マツダ・メキシコが同額を上乗せして寄付します。また、2025年1月2日以降にマツダ車のメンテナンスサービスを受けた場合、ディーラーが25ペソを寄付し、マツダ・メキシコが同額を上乗せして寄付します。 これらの寄付金は、販売店グループによって選ばれたメキシコの子供たちを支援する活動に充てられます。全国で支援を受ける団体は、子供たちの教育、健康、生活、そしてレクリエーションの権利へのアクセスに取り組んでいます。 「マツダ・ココロ」は私たちにとって最も大切なプロジェクトの一つです。メキシコは、販売および車両生産の両面において、マツダにとって極めて重要な国として位置づけられています。ここメキシコでは、世界中で人気のあるモデルが生産され、30カ国以上に輸出されています。そして私たちはメキシコ全土で重要な雇用主であり、変革の推進役となっています。 このプロジェクトは、マツダがこの地で多くのものを築く機会を与えてくれたことへの恩返しであり、同時にメキシコの子供たち、そして社会全体にポジティブな影響を与えるためのリソースを提供する取り組みでもあります。 ミゲル・バルベイト、マツダ・メキシコ社長