メキシコ自動車産業 における日本の足跡

グアナファト州は300社以上の日本企業が進出する最大の投資先 バレリア・バラハス メキシコにおける日本企業の存在感は、国内 の自動車産業を支える重要な柱であり続けてい ます。日本の外務省のデータによると、グアナファ ト州は日本からの経済的投資を最も多く集めて いる州であり、350社以上の日本企業が進出し ています 国内の自動車生産が拡大 今年の第1四半期におけるメキシコ国内の自動車 部品生産額は311億8,500万ドルに達し、2025年 の同時期と比べて9.58%の成長を記録しました。 生産品目の内訳では、電装部品が61億200 万ドルでトップを走り、これにトランスミッション およびクラッチ、内装用のファブリックやシート、 エンジン部品、そしてガソリンエンジンが続いて います。 このセクターの活発な動きは、北米市場との 緊密な統合によるものです。今年の第1四半期に おいて、メキシコ製自動車部品の輸出の87.3%が 米国向けであり、メキシコは同国にとっての筆頭 サプライヤーとしての地位を維持しています。 これまでに自動車部品産業が獲得した外国 直接投資は総額215億2,600万ドルにのぼり、そ のうち日本は全体の15.9%にあたる34億1,400万 ドルを出資しています。これは、米国とドイツに次 ぐ第3位の投資国としてのポジションです。 メキシコ自動車産 業の最前線 ● グアナファト州には300社以上の日 本企業が進出 ● 国内生産額は311億8,500万ドルに 到達 ● 電装部品が61億200万ドルで国内 生産を牽引 ● メキシコ製自動車部品の輸出の…

J E T R O:日本企業の ビジネスパートナー

JETROが自動車サプライチェーンフォーラム(FPA)に設置 するジャパン・パビリオンが、メキシコ企業と日本企業のビジ ネスチャンスを促進 バレリア・バラハス 1.- JETROとはどのような組織ですか? 日本貿易振興機構(JETRO)は日本政府 の経済産業省傘下の機関です。1958年 以来、海外進出を目指す日本企業や、す でに海外でビジネスを展開している日本 企業に対して、情報提供、市場調査、進 出サポートなどのサービスを提供してい ます。 日本国内に49拠点、海外56カ国に 76拠点を展開しています。メキシコでは、 メキシコシティに事務所を構え、同国内 だけでなく中米およびカリブ海地域も管 轄しています。 2.- JETROはメキシコに進出している日 本企業、特に製造業などの産業セクター をどのように支援していますか? JETROメキシコでは、あらゆる分野 の日本企業を支援しています。メキシコ に進出している日本企業の多くは自動車 セクターですが、医薬品、電気・電子、化 学、金融、精密機械、食品、観光など、幅 広い分野の企業が存在します。 3.- 今年の自動車サプライチェーンフォー ラム(FPA)におけるJETROの出展内 容はどのようなものですか? JETROは、グアナファト州自動車クラ スター(CLAUGTO)が主催する「第13 回グアナファト自動車サプライチェーンフ ォーラム」に、2回目となるジャパン・パビ リオンを設置して参加します。自動車セ クター向けの部品・コンポーネントを製 造、輸入、販売する日本企業9社が、総面 積90平方メートルのスペースに出展しま…

グアナファト州、T-MEC 見直しを前に確実性の メッセージを発信

バレリア・バラハス メキシコ・米国・カナダ協定 (T-MEC)の見直しは、経営者 や投資家の間に疑問を生じさせ ています。これに対しグアナファ ト州政府は声明を発表し、同協 定は引き続き有効であり、北米 における貿易拡大を可能にして きた規則に変更はないことを明 確にしました。 今回の見直しは、2020年の T-MEC発効時に定められたメ カニズムの一環であり、協定の 破棄や貿易上の優遇措置の停 止を意味するものではありませ ん。3カ国間で交渉が進められ る間も、関税の優遇措置、原産 地規則、および貿易取引を規制 する法的枠組みは引き続き有効 となります。 州政府は、州内で操業する 企業への確実性を維持するた め、連邦政府、経済団体、そして 投資家と常時コミュニケーション を図り、見直しの動向を追うとと もにタイムリーな情報提供を行っ ていると報告しました。 グアナファト経済における T-MECの重要性は極めて高 く、2025年の同州の輸出額は 379億8,800万ドルに達し、国内 第6位の輸出州としての地位を 固めました。州内には1,972社 の輸出企業があり、その83%を 中小零細企業が占め、製品は 138カ国に届いています。さら に、米国とカナダはグアナファト 州において62億6,400万ドルを 超える共同投資を行っており、3 万6,000人以上の雇用創出を約…

ラテンアメリカ最大規模の自動車 サプライチェーンフォーラム

バレリア・バラハス 自動車サプライチェーンフォーラム(FPA) は、自動車産業のサプライチェーンへの新規 参入や、さらなるプレゼンス強化を目指す企業 にとって、戦略的なプラットフォームとしての地 位を確立しています。 2026年となる今回は、9月9日・10日の2日 間にわたり、ポリフォルム・レオンにて開催され ます。専門的なカンファレンスやネットワーキン グ活動に加え、プロセスのデジタル化から電 動モビリティにいたるまで、自動車業界を変化 させている最新トレンドを体感できる場が提供 されます。 2026年開催の予測規模 ●+2,000件以上のビジネス商談 ●+800社以上のバイヤー企業参加 ●+3,000社以上のサプライヤー企業 参加 ●+12,500人以上の来場者

家族経営のビジネスから自動車産業のパートナーへ

バレリア・バラハス 産業用・自動車用、さらにはカスタムメイド のポリマー加工・製造を専門とする「アル テファクトス・デ・ウレ」は、国際企業の厳 しい要求にも応えうる成長と品質を実現 しています。 1973年、ホルヘ・ディアス氏によって 設立された同社は、当初、自動車用ゴム・ プラスチック部品販売の先駆的な「家族 経営の小売店」としてその歩みを始めま した。しかし今日では、国際認証を冠し た専門メーカーへと見事な変貌を遂げ、 あらゆる産業機械に対応する部品を製造 しています。特に自動車産業は、このレオ ン市の企業が成長し、地位を確立するた めの大きな原動力となりました。 友人たちの間で「ゴムの王様」の愛称 で親しまれる若手実業家、ブルーノ・ディ アス氏の指揮下で、かつての家業は産業 市場の需要を満たす世界水準の企業へと 成長しました。 ブルーノ氏が代表に就任したのは、 わずか6年前のことです。パンデミック禍 で急逝した父ルベン・ディアス氏の跡を継 ぎ、企業のさらなる成長という使命を託さ れました。 今回、ココ・メキシコのインタビューに 対し、彼は自社がいかにして今の姿へと 転換を遂げたのか、その道のりを語ってく れました。 ――アルテファクトス・デ・ウレのリー ダーとなるまでに、どのような道を歩んで きたのですか? 25歳の時、美食学(ガストロノミー)を 学んでいた私は飲食業界で働き始めまし た。将来も食品分野に携わるつもりで、経 営学の勉強も並行して進めていました。 しかし実際には、父が代表を務めていた 頃から、幼い頃より家業を手伝って育ちま した。まさに「助手の助手」から始まり、思…

GM、メキシコへの 重要な投資を発表

メキシコのゼネラルモーターズ(GM) は、2026年から2027年にかけて同国におけ る製造事業を強化するため、10億ドルを投資 することを発表しました。 2025年にメキシコで19万8,153台を販売し 同自動車メーカーは、2025年にメキシコで 19万8,153台を販売し、同年を締めくくりまし た。 米国における政治的・商業的圧力や、メキ シコ・米国・カナダ協定(USMCA)の見直しが 進む中でも、GMはメキシコでの事業強化へ の取り組みを維持しています。これは、地域に おける産業発展やバリューチェーンの統合に 関心を持つサプライヤー、投資家、そしてビジ ネスパートナーにとって、信頼の表れとなるも のです。

GISS&A: 未来を守るための進化

Por Kokó México サステナビリティ(持続可能性)がもはや選択肢ではなく、戦略的 な不可欠要素となった現代において、GISS&Aのような企業は、環 境保護における産業界の役割を再定義しています。 廃棄物管理における確かな実績を持つGISS&Aは、特別 管理廃棄物および有害廃棄物の収集へとサービスを拡大 するという決定的な一歩を踏み出しました。これは、責任あ る効率的な、そして環境規制に準拠したソリューションへの 高まる需要に応えるものです。 この進化は、品質と卓越性へのコミットメントを証明す る厳格な基準によって支えられています。GISS&Aは、国 際的な品質マネジメントシステムISO 9001:2015 認証を 取得しており、構造化されたプロセス、継続的改善、そして 顧客満足への注力を保証します。また、メキシコ・グアナフア ト州のブランド認定Marca Guanajuato(マルカ・グアナフア ト)を受けており、その出自、品質、および地域経済発展へ の貢献が評価されています。 現代に応えるイノベーション 有害廃棄物の管理は、現代の産業界における最大の課題 の一つです。それは単に厳しい規制を遵守するだけでな く、安全、追跡可能、かつ信頼性の高いプロセスを保証す ることを意味します。 GISS&Aは、以下の要素を統合した独自の運用体制を 構築しました。 これらすべての中心にある目的は、「リスクの最小化とポ ジティブな影響の最大化」です。 単なるサービスを超えた「責任」 GISS&Aの事業拡大は、自社のポートフォリオを強化する だけでなく、より高い環境責任を持って操業を目指す産業 セクターにとっての戦略的パートナーとしての地位を確立 するものです。 今日、企業には単に問題を解決するだけでなく、「評判」 「信頼」「長期的な持続可能性」を築き上げるソリューショ ンが求められています。 未来へのビジョン…

マツダ・メキシコ:バヒ オ産200万台の軌跡

サラマンカに位置するマツダ・メキシコ・マ ニュファクチャリング(MMVO)の累計生産 台数が200万台に達しました。12年前にグ アナファト州へ進出して以来、この日本メー カーが遂げてきた目覚ましい成長を象徴す る数字です。 同工場が生産累計100万台を達成し たのは2020年1月のこと。それからわずか 6年後の2026年1月、その数字は倍増しま した。 この躍進において、グアナファト州は極 めて重要な役割を果たしています。サラマ ンカ工場は単独で機能しているわけでは ありません。サプライヤー、物流、高度な人 材、そしてこの地域で成長のチャンスを掴 んだ企業ネットワークが一体となった「エコ システム」の一部なのです。ここで働く数 千人のグアナファト市民の労働こそが、事 業を維持するだけでなく、さらなる規模へ と押し上げる原動力となっています。 現在、マツダ・サラマンカ工場では5車 種を生産し、5,000人以上の従業員を擁し ています。生産された車両は米州各国へ 輸出されるほか、メキシコ国内市場にも供 給されており、内需の力強さを反映してい ます。 200万台達成は今年1月のことでした が、去る4月14日、マツダ・メキシコの石橋 剛社長兼CEOとリビア・デニセ・ガルシア・ ムニョス・レド州知事らが出席し、公式な記 念式典が執り行われました。 マツダ・サラマンカ工場 生産モデル  ● Mazda2 セダン ● Mazda2 ハッチバック ●…

イノベーションとテ クノロジー:金属加 工産業の原動力

バレリア・バラハス 金属加工界の「ワールドカップ」へ向け て、準備は整いました。レオン市のポリフ ォルム・レオンにて、350社以上の出展者 が最先端技術を搭載した機械を携え、第 7回「EXPO MAQ」に集結します。本展示 会は、ビジネスチャンスの拡大、トレーニ ング、ネットワーキング、そして企業成長 を促進する絶好の場となります。 6月2日から4日まで開催されるこの金 属加工分野の世界的リーディング・エキ シビションでは、実働する工作機械、自動 化・ロボティクス、工具、産業用ソフトウェ ア、計測、品質管理などが展示されます。 展示エリアに加え、EXPO MAQでは 基調講演や、サプライヤー、バイヤー、意 思決定者間のビジネスを円滑にするスペ ースも用意されています。また、多彩な日 本ブランドの出展に加え、ドイツ、スペイ ン、中国、アメリカの国際パビリオンも設 置されます。 EXPO MAQのディレクターであるビク トル・サンティアゴ・バルガス氏は、バヒオ 地域のビジネスコミュニティに対し、来場 と商談を呼びかけています。「メキシコに いながらにして、最高峰のテクノロジーを 見つけることができるのです。」 EXPO MAQは、金属加工、自動車、航 空宇宙、医療機器、電子機器、家電など の分野の専門家や企業を対象としていま す。「当展示会は、あらゆる産業が最先端 技術を見つけるためのプラットフォームで す」と語るバルガス氏。期間中、1万2,000 人以上の来場者が見込まれています。

サ ン・ル イス・ポトシ 州 、日 本 に 公 式 代 表 事 務 所 を 開 設

サ ン・ル イス・ポトシ 州 のリカルド・ガジャルド・ カルドナ知事による経済政策は、日本との戦 略的な関係強化を推進しており、その一環と して東京に代表事務所を開設することを決 定しました。 経済開発長官ヘスス・サルバドール・ゴン サレス・マルティネス氏は、現在およそ80社 の日本企業が同州に進出していることを強 調しました。 今回の会合では、日本における代表とし てロドルフォ・ゴンサレス・オノ氏が紹介され、 初の活動報告が提出されました。 ゴンサレス・オノ氏は、日本国内で約30社 が参加した初のプロモーションセミナーの開 催、日本貿易振興機構(JETRO)や各都市 の商工会議所との会合、さらに新たな協力 枠組みを推進するための金融機関との連携 など、具体的な戦略的取り組みが実現したこ とを報告しました。 サン・ルイス・ポトシ州は、日本に公式か つ常設の代表事務所を持つメキシコ唯一の 州です。