任期満了まであと数か月となったグアナファト州ディエゴ・シヌエ・ロドリゲス知事は、同州への投資拡大を求めて再び日本へ渡った。 2月はグアナファト州と日本の関係強化に向け、有意義な1カ月となりました。マツダがグアナファト州に進出してから10年という節目に加え、ロドリゲス知事は2度目の来日を果たし、中国と台湾も訪問しました。
ホンダの女性たち
世界でも有数の自動車メーカーで、グアナファト出身の 女性たち1000人以上が活躍している。ホンダ日本工場では 女性社員が一人も在籍しないのとは対照的に、セラヤ工場 では女性の労働力が高く評価されている。 ホンダ・メキシコ社には現在1502名の女性社員が勤務しており、全従業員数の30%を占めています。女性社員は皆グアナファトの住民で、職種は製造オペレーターから部長職まで多岐に及んでいます。大半はセラヤ、アパセオ・エル・グランデ、タリモロ、サルバティエラ、コルタサール、ビジャグラン、フベンティーノ・ロサス、コモンフォートなどの町の出身で、年齢は皆26歳以下と若い女性社員ばかりで、学歴も中学卒業者から博士号取得者まで様々です。 ホンダ・セラヤ工場では男女平等の精神で、女性が働きやすい環境の整備に努めています。その一環として授乳室の設置や、妊婦検診、乳がんの知識啓発キャンペーンなども実施されています。 セラヤ工場では女性社員が責任感、知識、スキルをもってそれぞれの活動に取り組み、貢献してきたおかげで、設定していた目標を達成することができたのです。
「組織の回復力」
祝賀会の中で、ディエゴ・シヌエ・ロドリゲス・グアナファト州知事は、ホンダの組織回復力を強調しました。 セラヤ工場のこれまでの道のりは決して楽なものではなく、洪水やパンデミックのような不利な状況も乗り越えてきました。 「ホンダ・セラヤ工場の操業10周年に立ち会えたことを大変嬉しく思います。グアナファト州は素晴らしい才能の温床です。最も価値あるものは人材であり、それがグアナファトの自動車工場を生産性の高いものにしています」と知事は語りました。 数年前、セラヤ工場はグアナファト州ラハ−バヒオ地方で起きた洪水の被害を受けましたが、ホンダ・セラヤは不屈の精神でこの予期せぬ自然災害を克服しました。
「ホンダ·セラヤの将来は明るい」
年間19万6000台を生産するホンダは、グアナファト州セラヤに進出して10周年を迎えた。 セラヤにあるホンダの自動車工場は、国内および輸出市場向けに自動車と自動車部品を生産して10周年を迎えました。 ホンダ・セラヤは、ハリスコ州エル・サルト工場の生産を補完するため、2014年に操業を開始しました。このメキシコ第2工場の設立により、アメリカ大陸における輸出拡大が進みました。 セラヤ工場では、ホンダFITとホンダHR-Vが生産されており、年間生産台数は19万6000台です。 ホンダ・メキシコの藤川社長は、グアナファトの生産工場の将来は前途洋々だとし、「ホンダ・セラヤの先行きは明るいので、私たちは自分たちの成功を誇りに思うべきであり、今後も成長を続けられるよう、努力を続けて行きます」と記念式典で述べました。 セラヤ工場のホセ・ルイス・テヘダ副社長は「本工場の建設は、メキシコがグローバル生産チェーンの重要な連結点になったという画期的な出来事でした」とし、この地域におけるホンダの影響力を強調しました。 ホンダ・セラヤ工場の開設という戦略的ビジョンは、世界中に自動車、エンジン、トランスミッションを輸出するなど、国内および国際市場の需要への対応を可能にしてきました。 そして、事業を展開する工場周辺の地域社会が夢を実現できるよう、積極的に貢献していくことを再認識しています。 10年間、10のデータ 1.2012年3月、ホンダ·セラヤ工場の礎石が据えられた 2.2年後の2014年2月21日、工場操業開始 3.投資額は8億ドルを超えた 4.2013年9月、CVTトランスミッション工場の建設に4億7000万ドルを投資 5.両工場合計で12億7000万ドル 6.この10年間で、144万9553台 7.ホンダFITが31万7397台 8.ホンダHR-Vが113万2156台 9.現在4800人のスタッフ 10.年間台数19万6000台
グアナファト発、トヨタが世界に向けて新型タコマ・ハイブリッドを生産へ
グアナファト州と日本の自動車業界にとって昨年の大きなニュースのひとつは、トヨタがハイブリッド電気自動車の新型タコマをアパセオ・エル・グランデ工場で生産すると発表したことです。 前年半ば、トヨタ・メキシコ社のルイス・ロサノ・オリバレス社長は、2021年から新世代タコマをグアナファトで生産する準備を進めてきたと話しました。 トヨタ・タコマ2024 グアナファトで生産されるトヨタ・タコマ2024は、主に米国で販売されます。 ハイブリッドシステムは、2.4リッターエンジンと電気モーター、8速トランスミッションの組み合わせにより、最高出力326HP、最大トルク465lb-ftを発揮します。 トヨタ・タコマ2024は、最大3トンの牽引能力と775キログラムの積載能力に加え、トレーラーブレーキコントローラーと360度カメラが備わっています。 そのヘビーデューティーな機能はテクノロジーにも及んでおり、8インチまたは14インチのマルチメディア・タッチスクリーンを搭載し、Apple CarPlayやAndroidに接続することができます。
同社は電気自動車用のヘッドランプやライトを製造
オーストリアのZKWグループは9年前にグアナファト州に進出し、先日プエルトインテリオール工場で第3拡張工事を開始しました。この工事には1億200万ドルが投じられ、830人の新規雇用が生み出される予定です。これにより、ZKWの従業員数は2522人に達する見込みです。 同日、もう一つの拡張工事も着工され、5121万ドルの投資で工場を建設し、完成後は416人の雇用を創出する予定です。 ZKWグループは80年以上の歴史を持つ企業で、1938年にオーストリアで設立され、現在では革新的なプレミアム照明システムと中・高級自動車用エレクトロニクスを専門とするリーディングカンパニーのひとつとなっています。
アパセオ・エル・グランデにREHAU新工場を開設
ポリマー加工に特化したドイツ企業がグアナファト州に第3工場を建設 アパセオ・エル・グランデのREHAU新工場では、米国とカナダの顧客向けにエッジバンドを製造します。 同社は世界54カ国に2万人以上の従業員を擁しています。グアナファト州には3つの工場があり、新工場では2500万ドルが投資され、200人の雇用を創出します。 グアナファト第3新工場の落成式では、REHAU社のメキシコ進出30周年も同時にお祝いされました。 同社はドイツ発祥の多国籍企業で、スイスに本社、ドイツにグループ・グローバル本社を置き、自動車、建築、鉱業分野向けのポリマー加工技術に特化しています。
ミシュランがグアナファトで1000万本のタイヤを生産
ミシュランタイヤは、5年前に1000人の従業員に支えられながらレオン市での生産を開始しました。そして今日、グアナファト工場で1000万本の生産を達成しました。 ミシュラン・レオン工場 レオン工場はミシュラングループにとって北米で21番目、世界では69番目の工場となります。PILBA工業団地内に位置し、敷地面積は14万2000平方メートル。この工場の礎石が据えられたのは2016年8月22日で、2018年に1050人の従業員を雇用し、生産の第一段階を開始しました。
「日系企業の人々は、弊社が成長するよう後押ししてくれている」
ゴム製品の製造を専門とするメキシコ企業、ラバー・デポのディレクターが、日本人との仕事上の関係から得た学びと、ビジネスの成長について語ってくれた。 近年、レオンの会社であるラバー・デポは、日本人との協力関係を通じて成長してきました。彼らは世界的な大手企業にゴム製品を供給する専門業者であり、それが地元企業としての成長を後押ししています。 同社のルベン・ディアス ディレクターは、さまざまな業界のニーズに応える特注ゴム部品を製造してきた、豊富な経験を持つ若き起業家です。自動車分野では、日系企業への主要サプライヤーです。 ココ・メキシコのインタビューで、ディアス ディレクターは日本の実業家と間近に接してきた経験を語っています。 日系企業のサプライヤーとしてはどんな感想ですか。 近年、弊社が成長できたのは、日系企業と取引をするようになったことが大きいと思います。日系の会社では規律が厳しいため、私たちもそのような体制を整えなければなりません。例えば、セキュリティ対策のための工場勤務の服装、材料の納入方法など。 また、日本の文化の一部を学ぶことで、名刺の受け渡しにさえ特別なマナーがあることを知りました。 それらは些細なことかも知れませんが、以前とはビジネスの進め方も変化し、新しい顧客を得たという実感、そして顧客はみなそれぞれユニークで特別な存在であり、それぞれから多くを学べるということに気づきました。 日本人との関係から学んだことはありますか。 彼らがビジネスを行う際の正確さ、そして、価格、納期、品質などに関して交わした取り決めを守らなければならないということを学びました。 海外企業と取引する上で、最も難しいことは何ですか。 まずは、ファーストコンタクトです。相手が話に耳を傾け、アポイントを取る機会を与えてくれる電話番号やEメールを見つけることは至難の業です。 文化や言葉の壁による不都合はありましたか。 ごく初期の頃は、顧客のことがよく理解できず、多くの失敗、怒り、損失、そして多くのストレスを抱えていましたが、顧客の側からも同時に現地企業から学ぼうとする姿勢で歩み寄ってもらい、大変感謝しています。人生において何事もそうであるように、時間をかけて学ぶこと、そして学びたいと思うことが大切だと感じました。 どのようにして日本市場に参入できたのですか。 多くは推薦によるものです。グループ会社の中の一社と取引が始まり、うまく問題が解決できて仕事が進んでいくと、そのグループの別の会社に推薦されるというのはよくあることです。最初のうちは、一社一社訪ねながらコンタクトが取れるまで繰り返すことも多かったです。
ミツトヨ:メキシコ進出45周年
イラプアトに営業拠点を置くミツトヨは、メキシコ進出45周年を祝った。 測定オートメーションをテーマに開催された45周年個展には、多くのクライアントが訪問し、ミツトヨの最新技術が紹介された。