グアナファト在住の日本人コミュニティの皆さんからは日々学びがありますが、まずご挨拶申し上げます。 ココ・メキシコには日本とグアナファトの絆を深める機会を提供していただき、大変感謝しています。現在構築しているこの友好関係は、将来的に更なる経済・文化交流へと繋がり、多くのオポチュニティそして希望をもたらすでしょう。 グアナアファトにおける日本の重要性は、1614年1月に武将支倉常長率いる慶長遣欧使節団がアカプルコ港に到着して以来、400年以上前から継続している友好関係の極みです。 今日のメキシコと日本は、人権尊重や労働・家族に対する姿勢、そして寛容さや団結力など共通の価値観に基づいて強化されてきた戦略的パートナーです。 グアナファト州政府にとってそれぞれのコミュニティを統合していくことはとても重要で、互いに学んでいかなければなりません。経済成長面では、引き続き日系企業進出を補助していきますし、若い学生や教授の交換留学も強化していきます。 グアナファトで日本人の皆さんが快適に暮らせるように、頻繁にコミュニケーションを図りながら、改善点や上手く機能している点を把握していきたいと思います。 グアナファト社会に日本人コミュニティが溶け込めるように手助けをし、同時に日本の素晴らしい文化を我々メキシコ人に普及していくのが目的です。 日本とグアナファトの友好関係は時間の経過とともに深まっていくと確信していますし、互いの対話の中で新たなプロジェクト、アイデアやオポチュニティが生まれてくるでしょう。 いつでもサポートしますので、遠慮なく皆さんの見解、要望、希望する点などを共有してください。 日本人の皆さんを友人として、そしてグアナファト州をより競争力があり、革新的で、機会均等な場所へと築いていくためのパートナーとして共存していくことを誇りに思います。 ありがとう!
メキシコは左に方向転換する一方グアナファトは右側に留まる
フアン・カベジョ 新聞記者 去る7月1日、約9千万人のメキシコ人が総選挙で票を投じた。 Morena(国家再生運動)を率いるアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏が他の候補者を大きく引き離して大統領選を制し、メキシコ史で初めて左派政党が政権を握ることとなった。革命以来PRI(制度的革命党)とPAN(国民行動党)が交互に政権を握っていた体制が崩壊し、ペニャ・ニエト大統領の後にAMLO(アンドレス・ロペス氏の通称)が就任する。 グアナファト州は国内で唯一PAN(国民行動党)が勝利した州で、新グアナファト州知事はPANのディエゴ・シヌエ氏である。この若い政治家が、現ミゲル・マルケス知事の後を継承する。メキシコ大統領、グアナファト州知事共に、今後6年間の政権を担当することになる。 レオンでは、同じくPANのエクトール・ロペス・サンティジャナ氏が、市長としては史上初めての再選を果たした。レオン市そしてグアナファト州は同じ保守派政党により統治される。 グアナファト州はPANが大勝した唯一の州であり、メキシコは左に方向転換する一方でグアナファトは右に留まることになりそうだ。
グアダラハラ大学で日本語学科が開校
平山 乃利江 グアダラハラ大学 外国語学部日本語学科教員 今年1月 グアダラハラ大学のサンファン・デ・ロス・ラゴスキャンパスで 外国語学部日本語学科がスタートしました。 入学式には日本国大使の記念講演がありこれから日本とメキシコの経済、教育、文化の交流がさらに広がっていくことやメキシコの日本語教育がさらに重要になっていくことに 言及されていました。 日本語学科の1期生16名は毎日2時間日本語を一生懸命に勉強しています。 学生たちは ひらがな、カタカナ、漢字に スペイン語とはまったくちがう文法に 「えー!形容詞が動詞みたいに活用するの?」とか 毎日びっくりすることがいっぱい。 例:かわいいです。 かわいくないです。かわいかったです。かわいくなかったです。 難しいですよね。日本語。 私もスペイン語を勉強していた時は動詞が人称ごとに活用することに驚きました。 Yo hablo ,Tu hablas ,Usted habla…..絶対にこんなにたくさん覚えられないと思いました。 RとLの発音は未だにマスターできません。(笑) 語学を勉強することは大変だけど自分の国とは全く違う言語、文化を学ぶことは 自分の世界を大きく広げ可能を開く大きなチャンスです。違いを超えてわかりあえる喜びは語学を学んだ人だけの特権です。 将来日本とメキシコの文化と教育の架け橋となるみんなの活躍を今からとても楽しみにしています。みんながんばってね!
新年に新領事が着任します
新年にレオンに新しい領事が来られます。 伯耆田修領事ようこそメキシコへ。 鈴木康久領事2年間 本当にありがとうございました。お世話になりました。 鈴木領事が帰国される前にはテキーラとチラキーレスが大好きになったことや、日本人がここでどんな風にメキシコの生活に適応していくのかを熱っぽく語ってくれました。 今月号のココメキシコをレオン領事として読むのは最後になられます。 今月の特集はメキシコの美しいモナルカ蝶です。毎年この季節に見ることができる自然のアートをお見逃しくなく。私たちの国メキシコを満喫してくださいね。 モナルカ蝶はカナダからメキシコの森まで旅を続け、私たちに絶景を見せてくれるのです。 素晴らしい一年の始まりに聖堂を訪れるのもいいですね。 昭仁天皇陛下の誕生日のレセプシオンもよかったでね。日本の天皇家の継承や伝統とても興味深かったです。 一年の始まりにはメキシコを代表する様々なお祭りが行われます。今年もメキシコと日本の様々な違いを紹介していきたいと思います。 ココメキシコを今年もよろしくお願いします。 2018年 あけましておめでとうございます。
メキシコの家政婦事情
林 道子 米インディアナ大学コミュニケーション学部卒 メキシコにおける「家政婦」。その存在は一般的であり、低所得者の多い彼女たちに仕事を提供することは社会貢献の一つとも言われている。私もこの国に住んで約3年、とても信頼できる家政婦さんに出会い、お願いすることが出来た。つい最近までは・・・。 物静かで仕事熱心な彼女が、ある時期から勤怠が不安定になり始めた。そして最終的には「仕事を辞めるので退職金が欲しい」と、グアナファト州の労働社会福祉事務局で見積もった金額を提示してきた。知り合いの弁護士に相談したところ、「労働者の意思での退職ならば退職金を支払う義務はないが、穏便に済ませたいなら2週間分の賃金を渡し、契約書を交わせば良い」とのこと。しかし彼女は合意どころか、これでは足りないと更なる金銭を要求。再度労働局に出向き、第三者を含む話し合いに持ち込む正式なレターを送ってきたのである。あんなに信頼しきっていた彼女からの裏切りは、まさに青天の霹靂。 彼女が駆け込んだ労働社会福祉事務局は、労働者の権利を保護する目的の政府機関。日々多くの人で溢れかえっているのが実態だ。今回はあくまで話し合いによって解決することが目標で、まだ訴訟にはなっていない。お互いの合意が得られなければ、支払を拒否する権利も私には残っている。しかしここで注意したいのは、万が一彼女が次のステップである訴訟に持ち込んだ場合、彼女たちは国の弁護制度を無料で活用できるのに対し、私たち雇用側は高額の弁護士費用を自費で捻出せねばならないこと。今回のような件では弁護士費用の方が高額になる為、訴訟になる前に終わらせたい場合がほとんどだろう。 また、この国の労働局は、基本的には低所得者階級を保護する傾向が強い。家政婦雇用の多くは契約書や勤怠表はなく、事実を証明できるものはどこにもない。実際に労働局の判事を含んだ話し合いの中で、彼女の話は嘘や過剰表現で溢れていたが、それが嘘だと証明できるものもない私は非常に不利な立場だ。それでも幸い私の主張も通り、支払は中間よりやや雇用主側に有利なところで決着できた。これは滅多にない事らしい。 家政婦雇用のトラブルは、メキシコ人でもおおいに起こりうる問題だが、外国人である私たちは言葉や文化の違いによるリスクも背負っているので十分に気を付けたい。信頼の基準は難しい。特に個人で雇用する場合、予め契約書を作る等の対策は有効であろう。 最後に一言。彼女はとても残念なミスを犯したとも言える。もしそのまま働き続けていたら、クリスマスボーナス、プレゼント、彼女の誕生日プレゼント、そして(私の帰国に伴い発生する)満額の退職金が問題なくもらえていた。その上、感謝の気持ちを込め、引っ越しの際に持ち帰らない家具や洋服なども彼女にプレゼントする積もりだったのに。彼女はこれら全てを、自らの強欲で失ってしまったのである。 (謝辞)この度の件を親身になって支援してくれたメキシコ人の友人に心から感謝します。
トヨタが市場に与える影響
パブロ・セサル・カリージョ 新聞記者 グアナファト州政府とトヨタは15年に渡って工場誘致の話し合いを重ねてきた。 容易な交渉ではなかった。 2009年にはすでにグアナファトへの工場誘致は決定されていたのに世界経済危機に見舞われ計画は流れた。そして2011年再び計画がまとまったところで今度は日本が東日本大震災に見舞われた。 万全の準備で待ち望んだ2017年。市場全体を揺るがすような決定を下された。トヨタは当初予定していたカローラの生産プロジェクトを変更したのだ。投資額も減額された。 トヨタは難しい決断をしなければならなかったのだ。 2017年トランプ政権の誕生によって自動車産業もアメリカ国内での生産増加を迫られ、メキシコに工場を置く自動車産業に国境税をちらつかせ圧力をかけてきたのだ。 それでも グアナファトのトヨタ工場は健在だ。世界経済危機や東日本大震災そしてトランプ大統領にも屈することはない。
耕作地帯と工業団地の工場
グアナファトの人々の生活習慣は変わりつつある。 シラオの田舎町だったナポレスは、以前は農家で作物を収穫していた人が車の製造をしている。主婦はレストランでフリホーレスを日本人のために作っている。グアナファトで最も重要な工業団地プエルトインテリオールの真ん中にこの小さな町があるからだ。 農作物を収穫してきた大地には今では工業団地の工場が立ち並ぶ。 グアナファトで最も活気あふれる工業団地の中のナポレスという田舎町からのレポートをお届けする。 最近サッカーススタジアムで多くの日本人を見かける。いま最も注目されているのは日本サッカー界のスター選手である本田圭佑がパチューカに移籍したことだ。 レオンでの試合はスタジオが日本人でいっぱいになる“ハポニサード”(日本人化する)になるだろう。本田選手がメキシコでの初ゴールを決めたことでも盛り上がった。 今号ではメキシコ独立記念日をどうやってお祝いするかやメキシコで辛さを心配しないで食べられるチリについても掲載した。 レオンの観光地や革製品で有名なレオンについても掘り下げた。 電話のかけ方の基礎知識もぜひ参考にしてほしい。 レオン市議会のベアトゥリス山本議員は日系人であることへの誇りをインタビューで語ってくれた。 ココメキシコを通して皆様とこれからも一緒に学んでいけたらうれしい。 エウニセ・メンドーサ
自動車産業ブーム
.今グアナファト州は新しいデトロイドのように変貌している。 グアナファト州は大きく経済成長を遂げている。昔の田園地帯は今 工業団地に変わった。ブームはますます大きくなっている。サンフェリペ、トーレス・モチャス、ビジャグラン・コモンフォート、アバソロなど昔は農業のみの従事していた小さな町もブームにのって工業団地が並び国外の企業が進出している。 グアナファト州の地図を見ると日本企業がいかに多く進出しているかがわかる。 今号ではサラマンカのマツダ自動車にインタビューした。水谷智春社長はメキシコ人と日本人のコンビネーションの良さを強調した。松田自動車の最重要の組み立て工場内も案内してくださった。そしてもう一人のインタビュアーは覆面レスラーのウルティモドラゴン。 メキシコでも大きな軌跡を残した日本人プロレスラーだ。プロレスは日本でもメキシコでも大変人気があるスポーツの一つだ。ココメキシコが取り上げたもう一つのテーマは 春を告げる花ハカランダ。このメキシコを彩る花は日本人移民の庭師が持ち込んだものだった。空港で役立つ日本語、ワイン街道の特集もお楽しみを。ココメキシコを今号もお手に取って下さりありがとうございます。 エウニセ・メンドーサ
ココメキシコの紹介
メキシコと日本の架け橋に 9月7日雑誌ココメキシコは、国内外の多くの人に見守られてスタートした。 このイベントには、在レオン小林明子領事が出席され、メキシコシティの次に大きく広がるグアナファトの日本人コミュニティに期待を寄せられた。 小林明子領事はメキシコ人と日本人をつなぐ雑誌ココメキシコの重要性を認めてくださり、会場で「私たち日本人のことを考えてくれ、ココメキシコに感謝しています」とのお言葉。 グアナファト州知事代理として、グアナファト州の社会コミュニケーションコーディネーター エンリケ・アビレス・ペレス氏、レオン市観光案内局長 クラウディア・アバロス・ベタンクール氏を来賓に迎え、サロン・カサ・デ・ピエドラで創刊発表会を開催。 グアナファト州の人権団体代理人 グスタボ・ロドリゲス・フンケラ氏、気球フェスティバル実行委員長 エスカンドラ・サリム氏、雑誌012編集責任者 セルヒオ・パブロ・テハダ氏らも祝福に駆け付けた。
酒とテキーラ寿司とモーレ
今日、ここにメキシコと日本文化の相互理解を目指した雑誌「ココ、メキシコ」を発刊いたします。グアナファトは現在、日本コミュニティの影響を受け大きな変化を遂げています。映画館に行けば、日本映画特集がやっており、多くのスーパーには日本食材コーナーが並びます。日常の様々な局面で日本文化の姿を見かけることが多い今日この頃です。二つの国、二つの異なった伝統。ココ、メキシコはこの二つの国の文化交流の証人となりたいのです。そして、両国間の架け橋となり、結束を強めるために尽力していきます。また、この冊子を通して、わたしたちも日本について学んでいきます。手作りモーレを日本へ輸出しているマリア・イサベル氏や著名な陶芸家セルビン氏など、メキシコが誇れる人物の紹介もしていきます。共に学んでいきましょう。今回はグアナファト州ペンハモにあるテキーラ農場の特集や運転免許証の取得方法などを記載しました。有益な情報満載の冊子をつくることがわたしたちの目標です。メキシコを満喫するために役立つ記事をこれからどんどん提供していきます。 ようこそメキシコへ ようこそココ、メキシコへ