バレリア・バラハス 金属加工界の「ワールドカップ」へ向け て、準備は整いました。レオン市のポリフ ォルム・レオンにて、350社以上の出展者 が最先端技術を搭載した機械を携え、第 7回「EXPO MAQ」に集結します。本展示 会は、ビジネスチャンスの拡大、トレーニ ング、ネットワーキング、そして企業成長 を促進する絶好の場となります。 6月2日から4日まで開催されるこの金 属加工分野の世界的リーディング・エキ シビションでは、実働する工作機械、自動 化・ロボティクス、工具、産業用ソフトウェ ア、計測、品質管理などが展示されます。 展示エリアに加え、EXPO MAQでは 基調講演や、サプライヤー、バイヤー、意 思決定者間のビジネスを円滑にするスペ ースも用意されています。また、多彩な日 本ブランドの出展に加え、ドイツ、スペイ ン、中国、アメリカの国際パビリオンも設 置されます。 EXPO MAQのディレクターであるビク トル・サンティアゴ・バルガス氏は、バヒオ 地域のビジネスコミュニティに対し、来場 と商談を呼びかけています。「メキシコに いながらにして、最高峰のテクノロジーを 見つけることができるのです。」 EXPO MAQは、金属加工、自動車、航 空宇宙、医療機器、電子機器、家電など の分野の専門家や企業を対象としていま す。「当展示会は、あらゆる産業が最先端 技術を見つけるためのプラットフォームで す」と語るバルガス氏。期間中、1万2,000 人以上の来場者が見込まれています。
在レオン日本国総領事館、開設10周年
ユニス・メンドーサ 在レオン日本国総領事館が開設されてから、10年 が経ちました。当時、その開設がもたらした大きな 喜びと期待を今でも鮮明に覚えています。それは単 なる外交事務所の設置ではなく、この地域が日本 人コミュニティ、そして両国間の経済・文化交流にお いて戦略的な拠点となったことを公式に認めるもの でした。 10年前、日本人移住者の主な渡航先はメキシコ のバヒオ地域でした。特にグアナフアト州 には、日本の主要自動車メーカーであ るマツダとホンダの2社が進出し、 その後トヨタも進出しました。こ れらの企業とともに数百人の 日本人が移り住み、グアナフ アト州および地域全体に大 きな変化をもたらしました。 それ以来、在レオン日本 国総領事館は、日墨間の投 資拡大や学術・文化交流の 発展を見守ってきました。 また、総領事館の存在によ り、ハリスコ州、ケレタロ州、ア グアスカリエンテス州、サン・ルイ ス・ポトシ州、サカテカス州、そしても ちろんグアナフアト州に至るバヒオ地域 において、私たちはこれまで以上に日本文化を 身近に感じることができるようになりました。 ココ・メキシコとして、私たちはこれからもメキシ コと日本の歩みを伝え続けていきます。両国が交流 し、お互いを理解し合い、共に喜びを分かち合える 場であり続けたいと思っています。 地域とともに歩むさらなる年月を願って。 青山健郎総領事、おめでとうございます。 エウニセ・メンドサ ココ・メキシコ ディレクター
サ ン・ル イス・ポトシ 州 、日 本 に 公 式 代 表 事 務 所 を 開 設
サ ン・ル イス・ポトシ 州 のリカルド・ガジャルド・ カルドナ知事による経済政策は、日本との戦 略的な関係強化を推進しており、その一環と して東京に代表事務所を開設することを決 定しました。 経済開発長官ヘスス・サルバドール・ゴン サレス・マルティネス氏は、現在およそ80社 の日本企業が同州に進出していることを強 調しました。 今回の会合では、日本における代表とし てロドルフォ・ゴンサレス・オノ氏が紹介され、 初の活動報告が提出されました。 ゴンサレス・オノ氏は、日本国内で約30社 が参加した初のプロモーションセミナーの開 催、日本貿易振興機構(JETRO)や各都市 の商工会議所との会合、さらに新たな協力 枠組みを推進するための金融機関との連携 など、具体的な戦略的取り組みが実現したこ とを報告しました。 サン・ルイス・ポトシ州は、日本に公式か つ常設の代表事務所を持つメキシコ唯一の 州です。
レオンで天皇誕生日の祝賀行事
毎年レオンで開催される天皇 陛下の伝統的な誕生日祝賀会 において、青山総領事はメキシ コと日本の友好関係を強調し ました。また、グアナフアト州と 日本との関係強化に尽力して いるグアナフアト州知事リビア・ デ ニッセ・ガルシア・ムニョス・レ ド氏の取り組みを称えました。 天皇陛下のご誕生日を心よ りお祝い申し上げます。
日系の世界:完全な日本人でも完全なメ キシコ人でもない
メキシコの日系コミュニティは、日本か メキシコかのどちらかを選ぼうとはし ていません。両方の文化を大切にし ながら融合させ、新しい価値を生み出 そうとしています。 現在、メキシコには7万人以上の 日系人が暮らしているといわれていま す。「日系」とは、日本にルーツを持つ 移民とその子孫を指す言葉です。 セイビさんは、日本人の祖父とメキ シコ人の祖母を持ち、自らを「ハイブリ ッド(複合的)なアイデンティティ」を持 つ存在だと語ります。 彼女によると、祖父母はもともとア メリカのサンフランシスコを目指して いましたが、途中でクリアカンに定住 しました。そこが、現在セイビさんが 暮らす町です。 「日本の血を引いていることには 高い期待が伴います。十分な心の準 備や知識がなければ、自分自身を見 失ってしまうこともあると思います。だ からこそ、メキシコ人であることと日本 人であることのバランスを取ることが 大切です」と、セイビさんは語ります。 彼女は、企業コンサルタントでありク リアカン日系協会のメンバーでもあり ます。 「自分が二つの文化や考え方を持 っていると理解できれば、社会に大き く貢献することができます。」 「私たちは完全な日本人でも完全 なメキシコ人でもありません。しかし、 そのどちらでもある大きなコミュニテ ィの一員です。そのような自分 を受け入れることが、自分ら しい人生を選ぶための一番 よい方法です。」 「私にとって、メキシコ 人であり日本人であること…
アルマ・ケサダ氏の成功の鍵: リーダーシップ、規律、そして信頼
ケサダ・トレス コンサルティング&ビジネス-の創業者であるケサダ氏は、顧客との密接な関係を基盤に、現在 では国内外160社以上に助言する企業へと成長させた。 多くの大企業は、勇気ある決断と、家 庭から生まれた夢から始まります。ア ルマ・ケサダ氏の物語もまた、そうし た一歩から始まりました。彼女はグア ナフアト州レオンを拠点に、「ケサダ・ トレス コンサルティング&ビジネス」 の創業者兼代表として、信頼、規律、そ して顧客に寄り添う姿勢を大切にする 企業を築き上げてきました。 公認会計士としての教育を受けた アルマは、25年前、自宅の玄関先で顧 客を迎えることから仕事をスタートし ました。夫の支えを受けながら、第一 子を身ごもっていた彼女は、やがて堅 実な経営コンサルティング会社へと 成長する事業の基盤を少しずつ築い ていったのです。 彼女にとって、本当に大切なのは 数字だけではありません。企業の背後 にいる「人」との信頼関係こそが、最 大の原動力です。企業が直面する課 題を理解し、意思決定を支え、成長を 後押しすることが、彼女の仕事の使命 となりました。 戦略的な支払い計画の立案や企 業分析、さらに業務面や税務面でのリ スク予防といった取り組みを通じて、 アルマは多くの企業が財務を整え、 新たな成長の機会を見出す手助けを してきました。彼女にとって、金融・投 資・資産に関するアドバイスは、企業 がより安全に発展していくための重 要な手段なのです。 また、質の高いサービスを提供す るためには継続的な学びが不可欠で あるという信念のもと、税務および経…
DIALECTA:ビジネスパーソンに 必要な語学
フレンドリーでありながらプロフェッ ショナルな環境の中で、語学学校 Dialectaは、受講生一人ひとりの能 力やニーズに合わせた、個別対応の メソッドによる語学コースを提供して います。 レオンで20年以上の実績を持つ この語学学校では、英語、日本語、フ ランス語、イタリア語、ポルトガル語、 ドイツ語、中国語、そして外国人向け スペイン語を教えています。 この地域に進出している国際企 業で働く外国人は、スペイン語を学 ぶだけでなく、メキシコの伝統や文化 についても知ることができます。 企業向けコースでは、受講者が働 く業界に合わせて、仕事に役立つス キルをを語学を通して伸ばせるよう に指導しています。 「私たちのメソッドは100%会話 中心で、どのような場面でも受講生 が自信を持ってコミュニケーション できるようにすることを目指していま す」と語るのは、Dialectaのディレク ターであり、2004年に同校を創設 したユリクシー・ベドージャ・アセベ スさんです。 また、学習をより充実させるため に、Dialectaでは毎月の文化イベン トのほか、読書クラブや会話クラブ なども開催しています。 ユリクシー・ベドージャさんは、話 す・聞く・読む・書くという言語の基本 的なスキルを身につけることに加え、 その言語が話されている国の文化を 理解することの大切さを強調してい ます。 「私たちは、専門職の方々やビジ ネスパーソンが仕事で成長するため に、どのような語学力が必要かをよく…
選択の自由の基盤としての教育
スライ・グティエレス・アルバレス マーケティング学士課程修了 2000年~2004年卒業生 女性から女性へ:私たちにとって教 育は不可欠なものです。それは、か けがえのない「選択する自由」を可 能にしてくれる土台です。 起業家から起業家へ:道のりに は多くの挑戦があるでしょう。しか し、決して一人で歩む必要はあり ません。 私はラ・サジェ大学バヒオ校の マーケティング学部を卒業しまし た。卒業からすでに12年が経ちま した。 現在、私は社会的・文化的イベ ント会場である「クラブ・デル・ラゴ」 のCEOを務めるとともに、習慣改善 コーチとして、健康とウェルネスを 軸に人々の生活の質を大きく向上 させるサポートを行っています。 クラブ・デル・ラゴでは、会場を 業界の先頭に立つ存在へと成長さ せるための戦略立案を担当してい ます。そこで私は、もう一つの大切 な学びを得ました。ビジネスの世 界において女性がリーダーシップ を発揮するとは、しっかりと、明確 に、そして自信を持って発言し、尊 重される存在になることだというこ とです。 大学での専門教育は、組織とビ ジョンを備えた企業を支えるための 土台を私に与えてくれました。しか し同時に、常に学び続けることの重 要性にも気づきました。そこで私は 大学院課程やワークショップ、専門 講座を通じて知識を広げ、リーダー シップをさらに強化してきました。 幸いにも、私たちは一人ではあ…
建設業界における女性たち: GPグループの原動力
GPグループにとって建設とは、単に建物を建てること 以上の意味を持っています。創業当初から同社は「人」 を中心に成長してきました。各プロジェクトに携わる一 人ひとりの才能、責任感、そして使命感を大切にしてき たのです。こうして、多様性・包摂性・協働を重んじるチ ームワーク文化が築かれ、誰もが自分の力を最大限に 発揮できる環境が生まれました。 現在、女性たちはGPコンストラクションの成長にお いて重要な役割を果たしています。GPグループの全 従業員の30%を女性が占めており、現場・オフィスの双 方で活躍しています。企画、エンジニアリング、施工管 理、運営、管理部門、さらにはリーダー職に至るまで、さ まざまな分野で積極的に貢献しています。彼女たちの 存在は単なるトレンドではなく、能力・実績・日々の協働 に基づく企業姿勢の表れです。 歴史的に男性中心とされてきた建設業界におい て、GPコンストラクションにおける女性の参画は着実 に拡大しています。多様な視点や経験、そしてそれぞ れの歩みが日々、オフィスや道路、建設現場で交わり、よ り包括的で人間味のある解決策を生み出しています。 GPグループの保育施設 このビジョンの一環として、最近「GP保育 園」が開設されました。これは、人生の大 切な時期を迎える従業員である母親・父親 を支援する取り組みであり、仕事と家庭の 両立を後押しするとともに、社員の幸福を 重視する企業姿勢を改めて示すものです。 社内に保育施設を備えるメキシコ企業 はまだ多くありません。GPグループは、従 業員の家族を支援し、子どもたちの健やか な成長を促すという目的を掲げています。 この保育施設は最近開設され、定員は 50名で、生後43日から4歳までの子どもを 受け入れています。 創業60年の歴史を持つGPグループは、 大きな仕事はチームワークと互いの尊重、 そして人材が成長し活躍できる文化から生 まれると信じながら、これからもメキシコの 未来を築き続けています。
女性が大企業を率いる時代
メキシコでは、女性のリーダーシップは単なる公平性の問題にとど まらず、戦略的な要素として重要視されるようになっています。 ここでは、メキシコの多国籍企業を率いる5人の女性リーダーを紹 介します。 メキシコの産業史に名を刻むビール 会社、グルーポ・モデロの主要株を 継承していますが、彼女の企業家と して影響力は単なる相続以上のも のです。 現在、メキシコの証券取引所である BIVAのCEOを務め、メキシコ初の 女性証券取引所長となりました。 BIVAでは、多くの企業が資金調達 にアクセスできるよう支援するとと もに、透明性、公正競争、メキシコ金 融システムの近代化を推進していま す。 自動車業界で20年のキャリアを持 ち、商業部門からキャリアをスター ト。戦略的な役職を歴任した後、日 産メキシコ発の女性社長に就任しま した。 食品・飲料業界で国際的なキ ャリアを築き、現在はペプシ コ・ラテンアメリカ・フーズの CEOとして、地域内複数国で の事業を統括しています。 シルビア・ダビラ・クレ イメルマン – ダノン マーケティング、事業開発、企業リー ダーシップで30年以上の経験を持 ち、現在はダノン・ラテンアメリカの CEO。フランス企業ダノンの地域事 業を率いるメキシコ人女性として初 めて就任し、ダノンのグローバル執 行委員会のメンバーでもあります。