自動車部品を生産する日系企業デンソーが州の技術発展に貢献し、日本とグアナファト州の関係を強化。 デンソーが学生の人材育成支援やロボット開発を目的として、グアナファト工科大学へ10万ドルを寄付しました。 メキシコ国立工科大学(IPN)グアナファト校は、IPNがメキシコシティ以外で初めて開校したキャンパスであり、プエルトインテリオール内にあります。 日系企業トップ10 デンソーは12年間州へ寄与してきた技術研究を後押しするため、「インダストリー4.0のための製造業における学術経験」というプロジェクトを選択しました。 工科大学は、寄付された資金でコボット(協働ロボット)などインダストリー4.0仕様の製造設備を導入した研究所を開設します。 学生は技術教育を補足し、モノのインターネット、クラウドでのデータ管理、人工知能などの技術サポートに関する科目へ適用することもできます。 「この技術研究への貢献により、デンソーがメキシコ、そしてグアナファト州へ期待を寄せているということを再確認しました。グアナファトが肉体労働から頭脳労働へとシフトしていくための大きな一歩です。」とディエゴ・シヌエ グアナファト州知事は述べました。 またシヌエ知事はグアナファト州への人材育成支援を受け、加藤充デンソーメキシコ社長、そして石原佳樹シラオ工場副社長に謝辞を送りました。
グアナファト日本人学校大竹士郎新校長就任
今年4月、コロナウイルス感染拡大の状況下で大竹新校長が就任。メキシコへ赴任における最大の課題は、日本の規律を守りながら在留日本人子女のために質の高い教育を維持していくことである。 グアナファト州で新型コロナウイルスの流行が始まり、外出自粛を要請する緊急事態措置が講じられた4月に、グアナファト日本人学校に大竹新校長が赴任しました。 当初は思いがけない状況下で戸惑いもありましたが、日本の新学期(4月始め)を新しい生活様式でスタートし、児童生徒に適切な対応ができるよう努めました。 大竹校長はこれまで38年以上教育活動に携わってきました。イラプアト校では児童生徒が質の高い教育を受けられるよう指導するとともに、グアナファト日本人学校の発展を目指しています。 今回ココ·メキシコでの独占インタビューでは、グアナファト日本人学校での教育プランについて語ってくださいました。 「グアナファトでの滞在はいかがですか?」 こちらに来る前にグアナファトについていろいろインターネットで調べました。到着してからは安心した生活を送れています。感染拡大の影響で思うように外出できないのでもっと地域のことを知りたいとは思いますが、今のところ快適に暮らしています。 「学校の施設を見て驚きましたか?」 以前にも海外の日本人学校で勤務していましたが、病院の跡地を改装した校舎が一つあるだけでした。しかしながら学校として適している建物ではなく、校庭も運動をするには狭い空間でした。 それに比べるとイラプアト校ははるかに優れており、グアナファト州の他の現地校と比較するとそれほど大きくはありませんが、設備もよく整っています。 「日本の学校ではどのような指導経験がおありですか?」 日本では教員、教頭、そして校長としての経験があり、パキスタンの日本人学校でも3年間勤務しました。 「パンデミックの中でこの日本人学校を率いている今の状況は?」 本校には小中学校合わせて52名の児童生徒が在籍しており、現在オンラインで授業を受けています。毎日大きな責任を感じていますが、今一番大事なことは保護者の皆様の協力を得て感染拡大から子供たちを保護することです。 「自粛期間中の授業形態は?」 4月の時点でオンライン授業の準備に入り、5月からZoomを用いてオンライン授業を実施しています。1日2時間の授業から始まり、その後4時間に増加、現在は1日6時間授業で行っています。 各教員がパワーポイントを使って教材を作成し、オンライン授業で提示しています。教員も児童生徒も自宅から授業に参加することで感染拡大防止へとつながり、子供たちの学習レベルを維持することもできます。 体育や美術などのクラスもバーチャルで実施しており、日本国内と同等の教育レベルが保てるように努めています。 「パンデミックにより日本へ帰国した子供たちはいますか?」 はい、12名の児童生徒が一時帰国し、全員が帰って来る予定です。いつ戻って来ても大丈夫なように準備できています。 「いつ頃対面授業は再開できるのでしょうか?」 日本ではほぼ全ての学校で対面授業が再開しています。本校の運営委員会と理事会の承認で決まります。たぶん、州の信号情報 が「緑色」に変更となり、安定的に「緑色」となってからでないと、日本人学校の再開はないのではと考えています。 「日本人学校では、現地の規則に適応すると同時に、日本の規律を守る必要があるのしょうか?」 日本の学校ですから、文部科学省からの指示に従います。しかし在外教育施設ということで、スペイン語会話や英会話などの特別クラスやメキシコ現地校との交流会などの特別な行事も取り入れています。 現在オンラインでの現地校との交流を計画中です。 「新校長への就任に際して一番の目標は何でしょうか?」 私の就任以来、メキシコでの感染状況はあまり改善されておらず、不安な状態が続いています。しかし、オンライン授業で子供たちの健康状態を保つと同時に、各教員が児童生徒の知的レベルが維持できるよう尽力しています。 現在はコロナ禍で厳しい状況ですが、将来的には本校の児童生徒数が増加することを目標に取り組んでいこうと思います。 また国際感覚を持った子供たちを育成するため、メキシコやメキシコ人について良いところを学んでほしいと思います。彼らがメキシコを去るときにメキシコを好きになってくれていることを願います。
第9回:相談
指示を仰ぐ VS 判断を委ねる 筆書「現役通訳夫婦が見たメキシコ自動車産業と今後」では多くの共感・納得の声を頂いていますが、本シリーズは著書に書き切れなかったこぼれ話&メキシコ人向けの内容でお届けしていきます。 第9回目は「相談」です。報連相の内、メキシコ人は相対的に相談するのが不得意であると言われています。通訳をしていると会話の内容は主に日本人駐在員と部署長、班長間のケースが多いのですが、よく日本人駐在員が言うのは「報告だけではダメ!原因究明や対策、その先に起こり得る状況を把握してから来い!」と叱責する場面に出くわします。 その後、日本人駐在員から決まって発せられるのは「これでは何の判断も出来ない」という一言です。 しかし、この考え方は少し「求める方程式のミスマッチ」だと思います。 筆書でも触れていますが、メキシコ人の気質は「何でこんなことをしたんだ!(なんで自分で判断して勝手にやったんだ!)」と、「なんで今まで何もしなかったんだ!」と2つ怒られる選択肢がある場合、後者を選びます。 但し、まったく考える事を放棄しているわけではありません。「貴方はどう思う?(どのような対策を考えている?)」と聞けば、何かしたらの回答は用意していおり、的を得ている事をあります。 ストーリーとして理想の展開は、①現状の報告を行う、②上司から対応指示を仰ぐ、③指示に基づき対応しつつ、聞かれた場合の対策を頭の片隅で用意し始める、④指示の対応経過(結果)を連絡する⑤上司に判断を委ねる。 つまり「報指連断」(ほうしれんだん、奉仕連弾)です。なぜこうなるかというと、メキシコ人は「仕事とは上司に奉仕する事(上司に尽くす事)」、「判断は給料を高くもらっている人が行うもの(責任の重さ=給料の高さ)」という考え方を持つ人が多いです。長い植民地時代に主人(白人)に仕える事が多かった名残なのかもしれません。
ベスタパークは新しい生活様式に対応
バヒオ地区でも有数の産業エリアであるプエルトインテリオールで新築産業ビルの賃貸物件 新しい生活様式の導入に伴い、ビジネスモデルも変化しています。流通経路、アイデアの商品化、ビジネスへの投資などに関しても変化に繋がる適切で革新的な設備を備えたワークスペースが必要です。 ベスタパークはメキシコの公的企業であり、産業用不動産開発のリーダーです。先進国の産業ビルやメキシコ流通センターの運営、及びリースに携わっています。 メキシコ北部、中部、そしてバヒオ地区など産業ベルトを構成する主要な14州に位置している産業ビルで、環境にやさしく建設された近代的な建物です。 バヒオ国際空港より5分に位置するプエルトインテリオール工業団地内のベスタパークには、現在14,713平方メートルと9,808平方メートルの産業ビルがそれぞれ利用可能です。 ビルの特徴: LED照明付きの内部通路 高さ9メートル、自然光5%(ポリカーボネート板使用) 床強度6インチ LED照明350LUXES スプリンクラー フォークリフト運転スペース、高架スロープ、トラック用スペース プラットフォーム追加可能 25,000ポンドのメカニカルランプと照明付きプラットフォーム 消防システム用の水タンク3万ガロンと家庭用水タンク3万ガロン 水処理プラント(プエルトインテリオール)/ソーラーパネル 24時間警備体制
メキシコトヨタ新社長ルイス ・ロサノ・オリバレス氏
メキシコトヨタ自動車は新たにルイス・ロサノ・オリバレス氏が社長に就任したことを発表。今後国内の会社経営を司る。 ロサノ社長は北米トヨタ自動車のクリス・レイノルズCEOへ就任を報告しました。「業界でも定評があるロサノ氏を新社長に迎え、トヨタへの献身と情熱をもってリーダーとしての任務を努めてもらいたい。」とレイノルズCEOは述べました。 ロサノ社長は今後、規制問題、政府機関との連携、法務関連、貿易、広報、そして製造業の社会的責任、トヨタ国内販売などを担当します。 社長就任前はメキシコトヨタ自動車販売の外務担当シニアディレクター、並びにコンプライアンス担当顧問を務めていました。 ロサノ社長は2005年にトヨタに入社し、その後15年の勤務を経てマイク・バファン前社長の後任に抜擢されました。 マイク・バファン氏は今後、トヨタバハカリフォニア工場、グアナファト工場の会長に就任し、テキサス州プラノに拠点を置く製造革新センターの副社長も兼任します。
ハノーバーメッセ初のバーチャル開催
今年で2回目となるハノーバーメッセ・グアナファトは、10月28日から30日までオンラインで開催される。インダストリー4.0を主眼とする今回のイベントでは20社以上が出展し、ビジネスミーティングや基調講演が企画されている。 ハノーバーメッセ2020では、まるで20年先の2040年にいるような最新テクノロジーが紹介されます。展示場を回ったり、出展者とコンタクトを取り、世界で最先端のロボットを購入する、などすべてがバーチャルで行われます。 これまで73年間展示会場で開催されてきたハノーバーメッセですが、パンデミックの影響で今年はバーチャル開催への変更を余儀なくされました。 世界的に変化が求められる時代ですが、ハノーバーメッセ・グアナファトの主催者であるインダストリアル・トランスフォーメーション・メキシコ(ITM)は現在の新たな現実に直面しつつ変化を続けています。 人工知能(AI)を駆使したオンライン展示会では、参加企業のビジネスミーティングを促進することで経済の活性化にもつながり、バーチャルレアリティを経済発展に適用する一例となるでしょう。 「ハノーバーメッセが世界最大規模の産業見本市としてギネスを保持しているというだけでは十分ではなく、今年はこれまでのパラダイムを変えるためにやって来ました。」とITMディレクターのエドゥアルド・ロペス氏は語ります。 ハノーバーメッセ・グアナファト2020ではインダストリー4.0、自律型ロボット、自動製造技術、バーチャルリアリティー、サイバーセキュリティなどに関する基調講演が50回以上予定されています。 さらに、商工会議所(CONCAMIN)主催の産業アニュアルミーティングが今年も開催され、フランスを招待国に迎えフランス企業が国の経済発展について紹介します。またグアナファトが参入を試みている航空宇宙セクターに関するテーマにも言及する予定です。 ハノーバーフェア・メキシコCEOバーン・ロード氏は、グアナファト州また国全体で経済を活性化し、イノベーションエコシステムを強化するため、開催には接続性が確保された最新のデジタルプラットフォームを構築するとして、以下のように述べています。 「このバーチャルイベントの参加者は20年も前に2040年のテクノロジーを知ることになるでしょう。」
総領事がハルパ・デ・カノバスを訪問
板垣総領事夫妻は、グアナファト州のプエブロ・マヒコ(魅惑的な町)の一つ、プリシマ・デル・リンコンにあるハルパ・デ・カノバスを訪れました。 トニョ・パディージャ プリシマ・デル・リンコン市長と、ミゲル・マルケス・マルケス全グアナファト州知事が夫妻を出迎え、町の観光地である教会、美術館、ダム、そしてルイス・ロング邸宅やラ・ガレラホテルなどを訪れました。 グアナファト州の観光名所や郷土料理についてさらに知りたいという総領事の意向から実現したこの訪問では、ハルパで収穫されるクルミやカリンを用いた料理が振舞われました。 観光ツアーでは感染予防対策が徹底され、このプエブロ・マヒコで日本人観光客が安心して旅行できる宿泊施設も紹介されました。 ハルパ・デ・カノバスではホテルなども現在30%の稼働率で、観光で訪れる人々の安全安心を最優先にしています。
100年前のレオンを 振り返る
レオン市民アイデンティティ博物館(MIL)は、1920年に撮影された白黒ののポストカードに写る景色を統合させ、過去を垣間見ることができるバーチャル展示会を開催。同時に100年後の現代写真も展示されており、過去と現在を比較することができる。 「レオンの景観:1920-2020」はレオン市創立444年を記念してレオン市が出版したものです。 バーチャル展示会では、100年前に撮影された町の記念碑や象徴的な建物の景観をポストカードに収めて製本された出版物から、レオンの過去を振り返ることができます。この本は、20世紀にレオンで著名だったジャーナリストであり「赤鉛筆」という印刷・文具屋のオーナーだったヘスス・ロドリゲス氏により出版されました。 1920年の白黒ポストカードは16枚のコレクションで、マヌエル・ドブラド劇場、レオン市庁、レオン凱旋門、プリンシパル広場、そして現在ではレオン市民アイデンティティ博物館として使用されている旧レオン市刑務所などが収められています。 ルイス・アレグレ・ベガ記者は、100年前のコレクションを振り返りながら今回同じ場所でカラー写真を撮ることで、町が近代化し大きく変化したことを表現しています。 白黒写真とカラー写真を比較すると、100年前の写真では私たちが普段通っている市内の通りや場所がかろうじて認識でき、現代化へと進み始めた頃だと伺えます。 バーチャル展示会は2020年8月27日から11月29日まで開催されており、レオン市民アイデンティティ博物館、そしてレオン文化協会のSNSから詳細を見ることができます。 Facebook: Instituto Cultural de León Museo de las Identidades Leonesas Twitter: @museomil Instagram: @culturaleon
COVID検出検査への信用度
新型コロナウイルス感染症への不透明感は依然として続いている。ウイルス検出の手段はいくつかあるものの、保健省は現時点でPCR検査と抗体検査の2種類のみを承認している。これらの検査法にはそれぞれ違う機能がある。今回は各検査について説明する。 PCR検査 PCR(英語表記の頭文字を取った「ポリメラーゼ連鎖反応」の略)検査は鼻や咽頭をぬぐって細胞を採取して検査を行います。 「いつPCR検査を受けるべきか?」 -新型コロナウイルス感染症の症状があるとき。 -症状はないが、感染者と接触した場合。 採取した細胞は検査所に送られ、約72時間後(3日後)に検査結果が通知されます。 検査ではウイルスに感染した翌日、または平均して4~5日後に陽性が判明することが分かっており、各個人の免疫状態によって差があります。感染者と接触した場合には4~5日待ってからテストを受けることをお勧めします。 PCR検査はコロナウイルス検出において世界保健機関(WHO)が最も推奨している検査方法です。 抗体検査 抗体検査は血液サンプルを使用して行われますが、ウイルスを検出するのではなくウイルスに感染した人の体内で作られた抗体を検出する検査です。 抗体IgGとIgMを検出することで、患者がすでにウイルスに感染し、抗体ができているかどうかわかります。 IgM陽性の場合はコロナウイルスに感染して7日~10日以内であり、IgGは感染14日目に陽性となるため、すでにコロナウイルスの抗体が作られていることがわかります。 「いつ抗体検査を受けるべきか?」 -症状は無いが感染の疑いがある場合 -感染症状から回復中の患者がすでに抗体が作られているか知りたい場合 -新しい生活様式に基づいて社会活動に復帰する際に、医者の診断を受けて安全に戻りたい場合 検査所にもよりますが、結果は3日~5日で通知されます。検査結果が陽性だった倍にはPCR検査を受けて、他の人に感染させるリスクがあるかどうかを調べます。PCR検査が陰性の場合は現在ウイルス保持者ではなく、体に抗体が出来上がっていることを示唆します。 抗体は再感染を防ぐには十分ではなく、一定期間は効果を発揮するものの軽度な症状で再感染する可能性もあります。 これらの検査は保健所や、Proquimed,、Salud Digna、Chopoなど信頼できる民間検査所で受けられます。料金は1300ペソから8000ペソと差があります。 グアナファト州保健所 (無料検査) 1.下記の電話番号へ連絡 4775636209 4773925643 4772637723 4773925272 4773969201 2. 予約を取り、症状を説明(症状がない場合は受けれない)。連絡先メールアドレスと電話番号を通知。 3.指定された保健所にマスク着用で15分前に行く。身分証明書を持参する。 4.予約番号を手渡し、待合室で待機。待ち時間はその時により異なるが、約40分。 5.検査結果は5日後に通知される。 6.結果が通知されない場合は下記のメールアドレスへ連絡する。resultadoscovid.is7@guanajuato.gob.mx 注: 保健所の職員は個人防護具を身に着け、完全防備で検査を適用している
