レオンはいまや靴生産だけの町ではなく、自動車産業関連の日系企業進出により町の経済も多様化している
数年前まではレオン経済のベースは靴産業でした。しかし日系企業がこの町へ進出し始めて以降、その情勢が変化してきました。現在ではレオンに自動車関連の日系企業が12社進出しており、4802人の雇用を創出しています。
わずか4年間でこの町の自動車産業は一期に成長し、約2億6800万ドルの資本が投じられました。
レオンは6つの工業団地を有しており、さらに市から10分の距離にはメキシコ国内の自動車産業では最大のプエルト・インテンリオール工業団地があります。
また、日本の大手銀行である東京銀行、みずほ銀行、住友銀行もあり、日本の自動車メーカー販売店は10店舗、そして日系企業を対象にコンサルティングサービスを提供する会社も5社あります。
レオン市のラモン・アルファロ・ゴメス経済局長は日本からの投資は増加傾向にあると述べています。
「観光、教育、文化、そしてイノベーションなどの分野におけるレオン市への投資誘致を目的として、今年から日本へ担当者を派遣する予定です。」
経済局長によると、現時点で新たに日系自動車関連企業3社とレオン進出を打診中だと言うことです。
「今年中に日本企業の進出をもう一件成立させたいと思います。」
生活水準が高く、ハイレベルの教育機関があり、住宅地、病院、そしてレジャー施設なども整備されているレオンは、日本の投資家にとっても魅力的な町に違いありません。