最も伝統的なメキシコ料理のひとつモーレ、日本人にも愛されています。
グアナファト最古のモーレのレシピがビンに詰められ日本に送られます。日本人もきっとその伝統的なメキシコ料理の味を満喫することでしょう。マリアおばあさんがつくるモーレは最高です。家族だけに伝わる秘密のレシピを正確に守ります。だから、彼女のモーレはなんと200年まえの味を今でも再現できているのです。彼女にとってモーレを作ることは最も大切な財産を遺すことです。マリアおばあさんは自身のモーレブランドももっており、その唯一無二の味は海外にもたくさんのファンをつくっています。日本、フランス、オーストラリア、アメリカなどが主な輸出先です。ある国々ではマリアおばさんのモーレは食後のデザートとして食されています。ここメキシコでは当然メインディッシュとしてライスとチキンと一緒に食卓に上がります。一般的にメキシコでは、モーレはパーティーのご馳走とされています。スペイン侵略以前から作られていた、歴史の長い民族料理です。マリア・イサベル・ロサーノ・アルバレス女史はこれを12人のアシスタントと一緒に毎日60キロ作っているのです。メタテという平らな石で材料を細かく砕くという伝統的な手法を大事にしている一方、保存料を入れないで大量のモーレの味を落とさず保存する新たなシステムも導入しています。「このモーレは特別だよ。手作りだから、素材を活かしたありのままの味さ。みんなはわたしのモーレを気に入ってくれる。味が他とは違うと言ってくれる。少し甘くて、色は黒い。何世紀も前のレシピで作っているのはわたしぐらいさ。」そう、マリアおばあさんはいいます。2010年、メキシコ独立200周年の記念祭にて、グアナファト州政府はその功績を称えグアナファト州産業に貢献した最初の女性として表彰しました。在日本メキシコ大使館も在日メキシコ人が祝日をモーレで祝えるよう、たくさんの注文を始めました。その独特の甘みに魅せられた日本人も多く、マリアおばあさんのモーレの注文はどんどん増えています。