メキシコ国内では最も完成度が高く、ラテアンアメリカでも他に類を見ない工業団地であるグアナファトプエルトインテリオールは、設立15周年を迎えた。 8年前からディレクターを務めているルイス・キロス・エチェガライ氏は、プエルトインテリオールの統合について語ってくれました。 「プエルトインテリオールはラテンアメリカ唯一のビジネス都市です。グアナファト州の経済発展と企業誘致の先駆者であり、他の工業団地からもロールモデルとしてみなされています。」 「誘致した企業を原野のような場所ではなく、設備が整った工業団地へ受け入れることができたという実績を誇りに思います。団地内のサービス体制、セキュリティなど、投資につながる環境が整備されています。」 過去15年に渡るプエルトインテリオールの道のりはチャレンジングでした。 当初はこのプロジェクトに対する不信感も強かったのですが、今ではラテンアメリカを代表する工業団地へと成長しました。 「このプロジェクトは、多くの企業と政府機関との協働で発展してきました。10億万ドル近くの資金がプエルトインテリオールに投じられたのは、すべての人々にとって成功を意味します。ここは政府機関ではなく、独自の経営を行う分散型のオフィスで、起業家と連携しながら事業を進めています。」 このように、メキシコで最初の工業都市であり、ラテンアメリカで指標とされているこの工業団地は、グアナファトプエルトインテリオール機構(OGPI)によって管理されており、多くの企業に信頼と安心をもたらしています。 グアナファト州にある他の工業団地の大半も、この構造を手本としてきました。 「すでにプエルトインテリオールに入居している企業が、それぞれの事業を拡張していくサポートをすることが我々の主な役目であり、それがこのビジネス都市の発展につながっていくのです。」と、キロス氏は述べました。 日本企業との連携 プエルトインテリオール内の日系企業の割合は50パーセントを超えており、非常に大きな存在感を示しています。 「我々は何人かの日本人ビジネスリーダーと共に活動してきました。現に日本人実業家の一人はグアナファトプエルトインテリオール機構(OGPI)評議会のメンバーです。」 「また、現総領事の役割は不可欠で、常に行動を共にしています。総領事はラテンアメリカでの長年の経験があり、我々の特異性をよく理解されています。」と、ルイス・キロス ディレクターは、インタビューで語ってくれました。 OGPIとは? プエルトインテリオール内のリソース、企業間のコミュニケーションをOGPI(グアナファトプエルトインテリオール機構)を通して管理することで、それぞれのニーズを把握し、サービスの充実を図る。 OGPIは一つの管理体制である。
Hitachi Astemoがプエルトインテリオールでの生産拡大
Hitachi Astemo Silaoは、プエルトインテリオールで成長率が高い日系企業の一つである。800名以上の従業員を抱えるこの自動車関連会社では、生産量が増加傾向にある。9年前の会社設立時はパワーステアリング1モデルだけの生産だったが、来年には4モデル目が生産開始される。 プエルトインテリオール工場の斎藤雅章社長が、今回ココ・メキシコのインタービューに応じてくれた。 Hitachi Astemo Silaoについて教えてください。 2012年に㈱ショーワが創業したパワーステアリングシステム製造販売の会社で、2021年4月に社名を変更し、現在の名前になっています。現在の従業員は約800名です。 なぜ、プエルトインテリオールを選びましたか? 州政府の支援があり、インフラも安定しており、設立当初は治安も悪くは無い地域でり、メキシコへの最初の拠点進出としては、最適であると判断しました。 設立してからどのように会社は成長しましたか? 設立時は、1モデルだけの生産販売でしたが、現在は3モデルの生産販売を行っており、来年には4モデル目の生産が開始されます。 これまでのプエルトインテリオールの発展についてどのような意見をお持ちですか? 州政府の支援より海外企業にとって進出しやすい環境であり、多くの優良企業が進出する事により更に進出しやすい環境が整い大きな発展をしてきたと思います。物流において、近隣の空港と税関を有効に使えて、45Dへのアプローチが改善されれば更に充実すると思われます。 プエルトインテリオールの競争上の利点は何でしょうか? 州政府の大きな支援と事業展開に必要なインフラ整備はもちろんの事だが、その他の宿泊施設、病院等々が充実していることと、45号線、エフェメトロポリターノと大量輸送に適した道路が整備されている事が利点と認識しています。
15年の実績
敷地面積1200ヘクタール。企業数124社。労働者27000人。18か国。 国内でも最も完成度が高いビジネス都市、プエルトインテリオール工業団地が設立15周年を迎えた。ラテンアメリカにおいても際立ってエネルギッシュな貿易拠点であるプエルトインテリオールは、グアナファト州で最も輸出量が多く、工業の中心地となっている。 プエルトインテリオールにはこれまで40億ドルが投じられ、メキシコ国内、そしてラテンアメリカでも他に類を見ない工業団地へと発展してきました。 国内外を問わず、事業主が注目するメリットの一つは交通の利便性で、空路、陸路(道路・鉄道)の両方でアクセスが良い、シラオ市に位置しています。ここでは休む暇なく日々ビジネスが展開されており、主に自動車産業が盛んです。 工業団地内の広い道路には大型トラックが行き交い、建ち並ぶ工場では何千人もの労働者が出入りしています。また、バスターミナルも整備されており、公共バスや各企業の送迎バスが利用できます。街路灯200基、市民保護事務所や消防署も設置されており、7台のパトカーが24時間体制で124社の警備に対応しています。他にもホテル3軒、レストラン5軒、銀行5行、病院、保健所、大学、税務署、ガソリンスタンド、公園などがあります。 また、薬局、コインランドリー、コンビニエンスストアなど、生活に必要な店や、保育所もあります。 建築物には最先端の技術が採用されており、グアナファト州政府のソーシャルセンターも団地内にあり、近郊の33コミュニティの住民をサポートする活動がそこで行われています。 プエルトインテリオールには様々な文化が共生しており、話される言語も多様です。メキシコ、日本、アメリカ、ドイツ、カナダ、イタリア、スペインなど18か国の人々が集結しています。その中でも最も企業数が多い国は日本で、工業団地内の52パーセントは日系の自動車関連サプライヤー企業です。 開設から15年、プエルトインテリオールはグアナファト州で主要な投資先となり、シラオ、レオン、イラプアト、グアナファト州都などの自治体に経済利益をもたらしています。これらの自治体では、住居、ショッピングセンター、教育施設などの都市開発が行われており、それが雇用機会の創出へと繋がっています。 このように生産性の高い競争力に富んだビジョンにより、グアナファト州は企業誘致やインフラ・交通整備のモデルを築くことができ、同時に頭脳労働を促進するためのテクノロジーやイノベーション開発を融合させてきました。 プエルトインテリオール工業団地はさらに進展していきます。 沿革 グアナファト プエルトインテリオール工業団地は、「グアナファト州は貿易促進に適した地だ」と考えた起業家グループのアイデアが発端で、「ビジネスを始める代理店はあるのだから、それを展開していく物流センターが必要だ」と、貿易プラットフォームを立ち上げた。数年後には主要物流拠点へと成長し、2006年に会社を設立して一歩前進した。かつては達成するのが困難だと思われていたプロジェクトが、今日では先見の明のある、継続的で信頼性の高いビジネスへと変容を遂げた。 グアナファト州政府のリーダーシップの下、この事業プロジェクトに賭けることを決定し、州の経済発展の最前線に立つ覚悟である。 ビジネス都市 シラオ市に所在 2006年3月28日開設 15年間で国内外から40万ドルの投資を誘致 企業数122社以上 18か国からの投資(主要国:メキシコ、日本、アメリカ、ドイツ、カナダ、イタリア、スペインなど) 直接雇用2万5千名、間接雇用約5万名 15年間で27万台以上のコンテナを輸送 自家用車、送迎者、運搬車を含む1日1万6千台以上の車両が移動 グアナファト州輸出額全体の60パーセントは、プエルトインテリオールの複数企業で占められている
グアナファトはイノベーションの中心地
頭脳労働グアナファトバレーは、イノベーションや起業家精神をサポートする公共政策であり、新しいアイデアや知識が詰まっている。 「頭脳労働バレーには、学生、実業家、経営者、専門的・技術的職業従事者、農業従事者などさまざまな分野の人々が集まります。」とディエゴ・シヌエ・ロドリゲス グアナファト州知事は述べた。 また、頭脳労働バレーは、今後50年のグアナファトを象徴する先駆けとなるだろうと続けた。 ファーウェイとグアナファトが連携協定を結ぶ 通信機器大手メーカー ファーウェイはグアナファト州と連携し、州の技術開発を支援する活動やプロジェクトを推進していく。 グアナファト州のデジダルデバイドをなくし、肉体労働から頭脳労働へと変容を遂げるためのイノベーション、並びにデジタルトランスフォーメーションを強化する目的で提携が結ばれた。 この連携協定により、経済、教育、社会・人間開発などさまざまな分野で、デジタル及びイノベーションスキルを高める地域の才能育成を強化していきたい考えだ。 アマゾンがレオンに工場建設 米インターネット通販大手アマゾンは、昨年メキシコに1億ドルを投資することを発表していたが、今回その物流拠点をグアナファト州に開設することを決定した。 フルフィルメントセンターはレオンバヒオ工業団地(PILBA)に建設され、数か月後の操業開始を目指しており、すでに求人募集を行っている。 アマゾンのレオンへの投資は、経済再生に向けて、またグアナファト州の新世代の雇用という観点からも絶好の機会となる。 企業がグアナファトの貧困層に食料支援 レオンのフードバンクは、20年以上前からグアナファト州の生活困窮者の食糧問題に取り組んできた市民団体である。 パンデミック禍においても、バヒオ銀行、モンサント、シネポリス映画館、ファウレシア、そしてグアナファト州靴産業会議所などの寄付を得て、支援活動を続けてきた。 フードバンクは、より多くの企業が従業員やサプライヤー企業と協力して食糧支援キャンペーンに参加することを期待している。 フードバンクでは、米、油、豆、缶製品などの腐りにくい食品を受け付けており、現金での寄付も可。詳細はウェブサイトwww.bamx.org.mx、又は電話477 101 79 00 (内線)351 、352まで。 イラプアトで輸出が増加 2020年のイラプアからの輸出が7億100万ドルまで増加した。 ルイス・エルナンデス イラプアト経済観光局長によると、輸出量が多い主要産業は自動車、自動車部品、そして農産業で、後ろに金属機械産業、繊維、プラスチック、化学製品、手工芸品などが続く。 イラプアト産の製品は日本、アメリカ、カナダ、ホンデュラス、グアテマラ、コロンビア、ペルー、その他多くの国々へ輸出されている。
燃費効率抜群の日本車
メキシコのガソリン価格は、今年4月の時点で一年前と比較すると急騰し、マグナ(緑レギュラー)で35パーセント、プレミアム(赤ハイオク)は34.5パーセントまで上がっている。 国内燃料販売会社の平均ガソリン価格は、1リットル当たりレギュラー20.39ペソ、ハイオク23.39ペソ、ディーゼル20.69ペソまで値上がりしています。 ガソリン価格の高騰により、自動車を購入する際には燃費の良さを考慮する必要があります。 日本車は最先端のテクノロジー、デザイン、心地よさに加えて、燃費の良さにも定評があります。 ここでは燃費の良い車種、ディーゼル車、そしてハイブリッド車をリストアップしてみました:
デンソーがグアナファト州 に第二工場を開設
日本の自動車部品メーカー、デンソーが、グアナファト州イラプアト市にあるカストロデルリオ工業団地に新工場を開設しました。グアナファト州では2番目、メキシコでは4番目の工場です。 工場の敷地面積は9ヘクタールで、645人の雇用創出が見込まれます。イラプアト工場では、新しいワイパーシステムが生産されます。 デンソーは2014年にグアナファト州シラオ工場の操業を開始し、自動車部品を生産してきました。現在直接雇用、間接雇用を含めると1400人がシラオ工場での生産に従事しています。 イラプアト工場の開所により、現在メキシコにおけるデンソーの生産拠点はモンテレイに二か所、そしてグアナファト州にも二か所です。
・「Prometheus」が国際技術コンテストに出場
グアナファト産ロボット「Prometheus」が、国際技術コンテスト「ANA Avatar Xprizer」のセミファイナリスト38チームに選出された。 Prometheusは、イラプアト企業インビオロイドがグアナファト在住の学生の協力を受けて開発された。 このロボットは被災地や感染症流行地域の補助を行う目的で開発された初めてのロボットで、危険性の高い場所での清掃作業、メンテナンスなど人間には困難な活動を遂行できる。 国際技術コンテストには、日本、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどから多数出場しており、Prometheusはメキシコから参加した唯一のロボットである。 9月にフロリダ州マイアミでセミファイナルが行われる予定で、ファイナルへの進出を狙う。優勝賞金は1000万ドル。 ・EDUCAFINが日本留学プログラムの募集を開始 グアナファト州政府はEDUCAFIN(グアナファト州教育情報助成基金)を通じて、広島県の高校へ留学を希望する学生を募集。選考合格者はIBワールドスクール認定校である広島叡智学園にて就学する。 応募資格はグアナファト州の学生で、海外留学を体験したい人。 詳細はEDUCAFINのウェブサイトwww.educafin.com (応募締め切り日は6月20日、又は応募者が定員100名に達し次第募集を終了)。 ・マツダ・サラマンカ工場に新社長就任 ディエゴ・シヌエ・グアナファト州知事、並びにマウリシオ・ディアス経済開発省長官は、今回新たにマツダ・サラマンカ工場の社長兼CEOに就任した岩下卓二氏を歓迎した。 同時にサラマンカでの5年間の任期を終えた水谷前社長には、その功績をたたえ、謝意を述べた。
ハイアット ホテルがパンデミック禍の イベント開催に特化
ハイアットグループでは、コロナ禍そしてアフターコロナの中でビジネスエグゼクティブが商談、会議そしてイベントなどを安心して開催できるよう、新たなリソースを駆使したプランを提供。 ハイアット ホテルは、「Together by Hyatt」と名付けた新たなプランを紹介し、同施設でのイベントなどの開催においてクオリティの高いサービスを提供している。コロナ禍の現況では、何よりもゲストの安心安全を最優先に考える。 「新型コロナウイルスのパンデミック禍において、お客様のご意見に耳を傾けることに焦点を当ててきました。この困難な状況においても、継続してビジネスを手掛けている方々のイベント開催に対するご要望や熱意に触れ、この経済回復、そしてアフターコロナに際してお客様とともに経済復興を目指していく考えです。」と、ハイアット グローバルセールスディレクターのジャック・ホーンさんは述べています。 「参加者が驚くようなイベントのプランニングや企画のお手伝いをさせていただきたいです。」 安心安全なイベント ハイアットの「グローバルケア&クリーン」対策では、従来から実践してきた厳格な安全と清潔さのためのプロトコルをさらに進化させたものである。 衛生強化のための新しい取り組み: 館内ではソーシャルディスタンスを確保し、各所に表示や個人用保護具を設置 全世界のハイアットホテルで、グローバル・バイオリスク・アドバイザリー・カウンシルによる衛生教育プログラムを実施 ハイアットは新型コロナの検査機関と提携し、イベント開催のプロトコルの一環として参加者へのPCR検査を提供
アクセル・ロジスティクス社が ハリスコ工場を展開
90年以上の実績を持つメキシコ企業アクセル・ロジスティクスが、ハリスコ州の新工場での操業を開始しました。 アクセルは運輸監査、商品調整、貿易、保税倉庫、そして物流業務を専門とする会社です。 ハリスコ州サポパンの新工場では下記のサービスを提供しています; 質の高い設計と建設 アクセスしやすい立地 顧客のニーズに合わせたソリューションを提供 幅広い通路が確保された工業団地 ドッグレベラーが設置された11のプラットフォーム 大型トラック用駐車場
イラプアト市長も 新社長の就任を歓迎
リカルド・オルティス イラプアト市長は岩下新社長の就任を祝福すると共に、水谷前社長のこれまでの功労に謝意を述べました。 オルティス市長は、今後も継続して市の自動車産業、ならびに日本人コミュニティのために最善を尽くすことを約束しました。