サン・ミゲル・デ・アジェンデのワイン、ブドウ園、そして収穫祭

バレリア・バラハス 現在、グアナファト州におけるワイン生産量は年間160万本を超え、82 のワイン醸造プロジェクトと160以上の銘柄が存在している。 サン・ミゲル・デ・アジェンデは、石畳の通りやコロ ニアル様式の建築、豊かな文化で知られています が、中心部から数キロ離れるだけで、この地域の もう一つの顔に出会うことができます。一面に広 がるブドウ畑、ワイナリー、そして極上のワイング ラス—これらはグアナフアトのこの地域を、一大 ワイン観光地へと変貌させました。 国際的な評価を受けるブドウ園やワイナリーが 存在することで、ワインテイスティングやツアー、マ リアージュ、そして収穫祭が旅行者の体験として 組み込まれ、ワインツーリズムの推進力となって います。 今年、サン・ミゲルにおける収穫祭のシーズン は、8月1日から10月18日まで開催されます。 「収穫祭(ベンディミア)」とは、本来ワインを 生産するためのブドウの収穫を意味し、ワ ナリーにとって一年で最も重要な時期の一つです。 これらの祭りの期間中は、ブドウの木々の間を 散策したり、生産工程を学んだり、伝統的な「ブド ウ踏み」に参加したりすることができます。さらに、テイスティングやマリアージュをはじめ、美味しい 料理、音楽、文化イベントとともに、特別な体験を 楽しむことができます。 サン・ミゲルのワイナリー巡り

1時間当たり130万個の部品を実装:グアナファトで稼働する日系工場の卓越した技術力

バレリア・バラハス パワーウィンドウを上げる、車のエンジ ンをかける、あるいはステアリングの スイッチを操作する——日常の何気な い動作の裏側には、モーターやセンサー、電子部品が織りなす複 なネットワークが存在しています。 こうした技術を担う企業の一つ が、1973年に設立された日本企業の ニデックです。同社は世界有数の電動 モーターメーカーとして広く知られて おり、グアナフアト州シラオに「ニデッ ク・モビリティ」の製造拠点を構えてい ます。 シラオ工場は自動車産業向けの電 子システムおよび部品に特化しており、スマートキーシステム、ウィンドウコ ントロール、電動パワーステアリング、 各種スイッチなど、自動車に搭載され る多彩な電子ソリューションを毎日数 百万単位で生産しています。 同工場の設備は、最大1,000個も の素子を実装する基板上に、1時間あ たり約130万個の電子部品を取り付け る能力を誇ります。

メキシコの携帯電話をご利用の方へ回線登録が義務化

メキシコの携帯電話番号をご利用の方は、回線停止を避けるため、携帯電話回線と本人確認書類の紐付け(登録)が義務付けられています。 これは、恐喝などの犯罪防止を目的として、メキシコ通信規制委員会(CRT)が導入した制度です。 登録は、ご利用の携帯電話会社のオンライン手続きまたは窓口で行うことができます 登録に必要な情報は以下のとおりです。 外国籍の方は、有効なパスポートをご持参ください。なお、携帯電話の料金プラン(契約プラン)をご利用の方は、登録はすでに自動的に完了しています。 登録期限は携帯電話番号の末尾の数字によって異なります。8月15日に末尾「0」の受付が始まり、末尾「1」の登録期限は8月31日です。その後、その他の番号も順次実施され、最終期限は12月31日となっています。 期限までに登録を行わなかった場合は、回線が一時停止されます。ただし、番号が失われるわけではなく、登録手続きが完了すれば回線を再開することができます。

お盆:日本における祖先を敬う伝統

バレリア・バラハス 真夏に迎える「死者の日」を想像 できますか?このメキシコを代表 する伝統行事と、よく似た風習 が日本にも存在します。それが「 お盆(盆祭り)」です。ご先祖様 を供養し、家族の絆を深めるた めのこの行事は数日間にわたっ て行われ、日本の年中行事の中 でもとりわけ重要な位置を占め ています。 お盆の起源は500年以上前、 仏教の伝統にさかのぼります。 その名前は、ある弟子がお供え 物と感謝の心によって、亡き母 の苦しみを救うことができたと いう伝説(目連の物語)に由来 しています。時を経て、この習慣 は広くご先祖様を偲ぶための行 事へと発展していきました。 「お盆の日」と呼ばれること もありますが、実際には1日だけ のものではありません。お盆は 一連の期間を指し、一般的には 8月13日から16日にかけて行わ れます。しかし、一部の地域では 古くからの風習にしたがって、7 月13日から16日の間に執り行わ れることもあります。

サン・ミゲル・デ・ア ジェンデ:メキシコ 最優秀ワイン産地

バレリア・バラハス 市制200周年を迎えた世界遺産の街が、「 フード&トラベル リーダーズアワード」にて 「メキシコ最優秀ワイン産地」を受賞。 この栄誉は、単にワイナリーだけを評価 したものではありません。その周囲に築き 上げられた「エコシステム」全体が評価さ れたものです。 マウリシオ・トレホ市長は就任当初か ら公的な政策を主導し、サン・ミゲル・デ・ アジェンデが持つ歴史的・文化的なポテン シャルを、持続可能な高収益型の経済発 展へと変革してきました。 トレホ市長は地元の実業家やモンテレ イ工科大学を招集し、経済発展の起爆剤と なるセクターの特定に着手。その分析から、 「旅先での結婚式(リゾートウェディング」 」「医療観光(メディカル・ツーリズム)」「ブ ドウ・ワイン観光(ワイナリー・ツーリズム)」 という3つのルートが導き出されました。こ の最後のルートこそが、この街の近代史に おける大きな転換点となったのです。 現在、サン・ミゲル・デ・アジェンデには 約14の活気あるワイナリーがあり、その多 くが国内外のコンクールで受賞歴のある 銘柄を生産しています。 各ワイナリーは約150人の直接雇用を 生み出しているだけでなく、グルメ、ホテ ル、交通、地元の商業、観光サービス、イベ ント企画、そして農村地域にまで恩恵をも たらす、広大なバリューチェーンを形成し ています。 人材育成、プロフェッショナル化、そしてバリューチ ェーン ワイン造りへの挑戦には、教育と生産を一体化させ た未来へのビジョンも含まれていました。サン・ミゲ ル・デ・アジェンデ技術大学において、「持続可能な 農業・ワイン造り専攻」の短期大学士(TSU)コース を推進したことで、地元の若者やその家族が、この…

モンテレイのW杯スタジアムを 皇室がご訪問

バレリア・バラハス 高円宮妃久子さまは、サッカーワールドカップ に出場する日本代表を応援するため、メキシコを 訪問されました。久子さまは、W杯の歴史におい て記念すべき通算1000試合目となった「日本対 チュニジア」の一戦をご観戦。 夫である高円宮憲仁親王は、日本における サッカーの発展に尽力され、日本サッカー協会 (JFA)の名誉総裁を務められました。2002年 に殿下が急逝された後も、久子さまはその遺志 を継ぎ、これまで数々のW杯において日本代表 の姿を見守り、スポーツと日本の文化外交の絆 を深め続けてこられました。 モンテレイ滞在中、久子さまは政府高官との 公式行事に臨まれたほか、「ラ・ミラルカ博物館 (Museo La Milarca)」をご視察。さらに、パル ケ・デル・アグア(水の公園)内に誕生した「日本 庭園」の開園式典にも出席されました。

プエルト・インテリオール に託児所が開設

従業員の45%を占める女性労働者に最大のメリット 現在、プエルト・インテリオールでは、生 産ライン、オフィス、管理部門、現場の運営 などに多くの女性が参画しており、日々の 産業団地の稼働を支える不可欠な原動力 となっています。 こうした中、このほど「ビダ託児所 (Guardería Vida)」がリニューアルオー プンしました。これは、働くお父さんやお母 さんが安心して日々の業務に専念できるよ う設計された、革新的なプロジェクトです。 施設の拡張により、受け入れ可能人数 はこれまでの106名から252名へと大幅に 増員され、一気に2倍以上の規模へと拡大 しました。これにより、プエルト・インテリオ ールで働く家族だけでなく、周辺地域に暮 らすコミュニティの家庭も大きな恩恵を受 けることになります。 本プロジェクトには総額2,060万ペソ( 約1億6,000万円)が投じられました。メキ シコ国内で最も重要な産業拠点の一つを 日々動かし、支えている従業員たちのウェ ルビーイング(福祉と健康)を、より強固な ものにすることを目指しています。

メキシコ自動車産業 における日本の足跡

グアナファト州は300社以上の日本企業が進出する最大の投資先 バレリア・バラハス メキシコにおける日本企業の存在感は、国内 の自動車産業を支える重要な柱であり続けてい ます。日本の外務省のデータによると、グアナファ ト州は日本からの経済的投資を最も多く集めて いる州であり、350社以上の日本企業が進出し ています 国内の自動車生産が拡大 今年の第1四半期におけるメキシコ国内の自動車 部品生産額は311億8,500万ドルに達し、2025年 の同時期と比べて9.58%の成長を記録しました。 生産品目の内訳では、電装部品が61億200 万ドルでトップを走り、これにトランスミッション およびクラッチ、内装用のファブリックやシート、 エンジン部品、そしてガソリンエンジンが続いて います。 このセクターの活発な動きは、北米市場との 緊密な統合によるものです。今年の第1四半期に おいて、メキシコ製自動車部品の輸出の87.3%が 米国向けであり、メキシコは同国にとっての筆頭 サプライヤーとしての地位を維持しています。 これまでに自動車部品産業が獲得した外国 直接投資は総額215億2,600万ドルにのぼり、そ のうち日本は全体の15.9%にあたる34億1,400万 ドルを出資しています。これは、米国とドイツに次 ぐ第3位の投資国としてのポジションです。 メキシコ自動車産 業の最前線 ● グアナファト州には300社以上の日 本企業が進出 ● 国内生産額は311億8,500万ドルに 到達 ● 電装部品が61億200万ドルで国内 生産を牽引 ● メキシコ製自動車部品の輸出の…

J E T R O:日本企業の ビジネスパートナー

JETROが自動車サプライチェーンフォーラム(FPA)に設置 するジャパン・パビリオンが、メキシコ企業と日本企業のビジ ネスチャンスを促進 バレリア・バラハス 1.- JETROとはどのような組織ですか? 日本貿易振興機構(JETRO)は日本政府 の経済産業省傘下の機関です。1958年 以来、海外進出を目指す日本企業や、す でに海外でビジネスを展開している日本 企業に対して、情報提供、市場調査、進 出サポートなどのサービスを提供してい ます。 日本国内に49拠点、海外56カ国に 76拠点を展開しています。メキシコでは、 メキシコシティに事務所を構え、同国内 だけでなく中米およびカリブ海地域も管 轄しています。 2.- JETROはメキシコに進出している日 本企業、特に製造業などの産業セクター をどのように支援していますか? JETROメキシコでは、あらゆる分野 の日本企業を支援しています。メキシコ に進出している日本企業の多くは自動車 セクターですが、医薬品、電気・電子、化 学、金融、精密機械、食品、観光など、幅 広い分野の企業が存在します。 3.- 今年の自動車サプライチェーンフォー ラム(FPA)におけるJETROの出展内 容はどのようなものですか? JETROは、グアナファト州自動車クラ スター(CLAUGTO)が主催する「第13 回グアナファト自動車サプライチェーンフ ォーラム」に、2回目となるジャパン・パビ リオンを設置して参加します。自動車セ クター向けの部品・コンポーネントを製 造、輸入、販売する日本企業9社が、総面 積90平方メートルのスペースに出展しま…

ンドセル:19世紀から 続く、日本の小学生のト レードマーク

バレリア・バラハス 日本の文化において、子どもたちが 小学校に入学する際、その購入金額の 大きさに勝るとも劣らないほど、深い意 味を持つアイテムがあります。それが「 ランドセル」です。 ランドセルという言葉は、バックパッ クを意味するオランダ語(ransel)に由 来しており、19世紀半ばに日本へ伝わ った当初は、軍隊用の歩兵鞄として導 入されました。 転機が訪れたのは1885年。貴族の 子弟を教育するために設立された歴史 ある学校「学習院」の初等科にて、通 学カバンとして公式に採用されたので す。その後、時代の移り変わりとともに 日本社会全体へと広がり、今では小学 生の誰もが背負う、国を代表する通学 カバンとなりました。