バレリア・バラハス
7月から8月にかけて、日本各地では歴史、信仰、そして文化が 融合した様々なお祭りが開催される。
祇園祭(京都):山鉾(やまほこ)巡 行、豪華絢爛なパレードと家宝の公 開
祇園祭は、日本で最も重要かつ 最古の歴史を持つお祭りの一つで す。その起源は平安時代の869年に まで遡り、当時京都で流行した疫病 を鎮めるため、八坂神社の神々に祈 りを捧げた御霊会(ごりょうえ)が始 まりとされています。 現在は7月の1 ヶ月間にわたり京都で開催され、ク ライマックスとなる7月17日と24日の 「山鉾巡行」では、高さ約25メート ルにも及ぶ巨大な山鉾が都の大通 りを壮麗に巡行します。
みたま祭り(東京):東京の夜を照らす数万の 灯籠(とうろう)
第二次世界大戦後の1947年に始まったこ のお祭りは、靖国神社の参道や境内に3万灯 を超える黄金色の灯籠が掲げられ、境内を幻 想的に照らし出します。この光は、御霊(みた ま)を導く道標であり、現世に生きる私たちと 先祖の魂をつなぐ絆を象徴しています。
ねぶた祭り(青森):炎の祭典、 巨大な紙の灯籠と神話の英雄 たち
職人の手で色鮮やかに描 かれた和紙、針金、木組みで作 られた巨大な灯籠(ねぶた)が 街を練り歩きます。描かれるの は、勇壮な武者、歴史上の英 雄、神々、そして日本古来の伝 承に登場する神話の生き物た ち。夏の暑さによる「眠気(ね ぶた)」を払い、厄災や邪気を 遠ざける願いが込められた、エ ネルギーに満ちあふれた火の 祭典です。
