バレリア・バラハス
産業用・自動車用、さらにはカスタムメイド のポリマー加工・製造を専門とする「アル テファクトス・デ・ウレ」は、国際企業の厳 しい要求にも応えうる成長と品質を実現 しています。
1973年、ホルヘ・ディアス氏によって 設立された同社は、当初、自動車用ゴム・ プラスチック部品販売の先駆的な「家族 経営の小売店」としてその歩みを始めま した。しかし今日では、国際認証を冠し た専門メーカーへと見事な変貌を遂げ、 あらゆる産業機械に対応する部品を製造 しています。特に自動車産業は、このレオ ン市の企業が成長し、地位を確立するた めの大きな原動力となりました。
友人たちの間で「ゴムの王様」の愛称 で親しまれる若手実業家、ブルーノ・ディ アス氏の指揮下で、かつての家業は産業 市場の需要を満たす世界水準の企業へと 成長しました。
ブルーノ氏が代表に就任したのは、 わずか6年前のことです。パンデミック禍 で急逝した父ルベン・ディアス氏の跡を継 ぎ、企業のさらなる成長という使命を託さ れました。
今回、ココ・メキシコのインタビューに 対し、彼は自社がいかにして今の姿へと 転換を遂げたのか、その道のりを語ってく れました。
――アルテファクトス・デ・ウレのリー ダーとなるまでに、どのような道を歩んで きたのですか?
25歳の時、美食学(ガストロノミー)を 学んでいた私は飲食業界で働き始めまし た。将来も食品分野に携わるつもりで、経 営学の勉強も並行して進めていました。 しかし実際には、父が代表を務めていた 頃から、幼い頃より家業を手伝って育ちま した。まさに「助手の助手」から始まり、思 春期にはすべての部署を回りながら会社 がどう機能しているかを肌で学んできま した。パンデミックで父が他界した際、私 はガストロノミーのプロジェクトを離れ、 代表として家業に全力を注ぐ決意をしま した。
祖父が55年以上前に創業したこの企 業の継続的な改善に心血を注ぎ、6年が 経ちます。かつては自動車部品の販売の みを行っていましたが、今では国内外の 顧客が必要とするゴム製品やエンジニア リングプラスチックのカスタム製造メーカ ーとして、広く認知されています。
――代表就任時、最大の目標は何で したか?
パンデミックの最中に父を亡くし、突 然家業を引き継ぐことになりました。当時 の経営状態は、経済の停滞により売上も 製品もなく、まさに「赤字」からのスタート でした。 最優先事項は「事業を存続させ ること」でした。まずは組織の刷新から着 手しました。信頼できるメンバーと内部監 査を行い、多くの人員を整理しました。口 座の名義もすべて父のままで、アクセス 権の問題など事務手続きは非常に困難 で時間もかかりましたが、それでも前に 進み続けなければなりませんでした。
――目標達成の助けとなったものは 何ですか?
いくつかの要因が組み合わさっていま す。まず、残ってくれた従業員とその家族 の生活を守るという「共感」の心です。長 年積み上げてきたものを簡単に終わらせ たくないという思いがありました。また、私 はもともと節約家で管理能力に長けてい たことも幸いしました。家業を熟知してい たおかげで、既存顧客との関係を再構築 し、収益を適切に管理するシナジーを生 み出すことができました。
――企業のリーダーに欠かせない資 質とは何でしょうか?
「今、手元にあるリソースでどうやっ て生産するか」を模索すること。そして、 顧客やサプライヤーと良好な関係を築く ことです。自社の各部署の実務を知り、現 場がどう動いているかを把握することで、 ニーズを素早く察知し、品質を伴った成長 を実現できるのだと思います。
――同業他社との違いは何ですか? 素材に関する圧倒的な専門知識で す。私たちは、自動車の補修部品から産 業用部品への移行を85%まで進めまし た。ホース、接続部品、ネオプレン、ネオ プラスチックなど、企業活動に必要なあ らゆる特殊部品を製造しています。 また、 提携企業の「Rubber Depot」を通じて中 国での製造体制を強化しており、市場の 要求に応えるゴム・プラスチックの専門サ プライヤーとして最善を尽くしています。
――国際的な産業コミュニティに対 し、何を提供できますか?
アルテファクトス・デ・ウレは世界市場 を見据えています。外資系企業がメキシ コに進出する際、彼らは何が必要かを熟 知しています。私たちはその過程で、化 学的適合性、動作温度、圧力、圧縮率、 運用の流れなどの変数を考慮し、各用途 に最適な材料の選定をサポートします。 ただ「売る」のではありません。お客様の 真のニーズを理解することに情熱を注い でいます。そのために独自開発したヒアリ ングシートを活用し、ユーザーが材料の 性能や使用方法をより深く理解できるよ う努めています。
――日本企業との仕事を通じて、どの ようなことを学びましたか?
ここ(レオン市周辺)では多くの日本 企業とお取引させていただいています が、その企業文化には驚かされるばかり です。取引が始まる際は非常に距離が近 く、まず供給側である私たちのことを深く 知ろうとしてくれます。信頼を築くことから 始めるその姿勢を尊敬していますし、日本 の皆様の信頼を得られていることを誇り に思います。 日本企業とのあらゆる協力 関係が、私たちの「さらなる改善」への刺 激となっており、常に成長を助けてくれる 素晴らしいビジネス関係を築けています。